2017-01-01から1年間の記事一覧

『ハンナ・アーレント「革命について」入門講義』(作品社)読了

仲正昌樹金沢大学教授の『ハンナ・アーレント「革命について」入門講義』(作品社)、昨日やっと読了。アーレントの用語の吟味を中心として行きつ戻りつ読み進めるので、読了に時間がかかった。p.317に本書の要約的な解説文がある。 ……今まで見てきたように…

『わろてんか』の柿は、『青春残酷物語』のリンゴだな

本日放送のNHK朝ドラ『わろてんか』、父からお仕置きで蔵に閉じ込められたヒロイン藤岡てん(葵わかな)と、互いに激しく惹かれあい、夜忍び込み梯子を上った北村藤吉(松坂桃李)とが、蔵の格子窓を挟んで柿を食べあう場面、むろんバルコニーの『ロミオとジ…

政治における心情倫理と一貫性

立憲民主党のアイドル 小林よしのり氏の「心情倫理」 – アゴラ 筋を通すなら立憲民主党でなく社民党だろう – アゴラ 池田信夫氏のブログ記事を読んで、かつてわがブログでreviewを記載した、『近代日本の陽明学』(講談社新書メチエ)の著者小島毅東京大学准…

二人の演出家—宮城聡とピーター・ブルック

(『東京新聞』10/11夕刊「大波小波」) 【Twitter】 benisuzu:歌舞伎座「マハーバーラタ戦記」構想に時間かけただけあって仕上がり最高。いつも3階6000円の席で見るんだけど、あまりにも豪華な大作に満足すぎて「いつもと同じ代金でいいんでしょうか」とい…

春風亭一之輔の独演会は聴いている

( 東京新聞10/13 ) 春風亭一之輔の高座は、現在チケットの入手が難しいと聞くが、例の〈飛び級〉真打ち昇進翌年、2013年10/3(木)に東京文京区湯島天満宮参集殿会場にて、「春風亭一之輔ひとり会」を聴いている。大いに笑わされ愉しかった。 http://d.hate…

ヒメツルソバが咲いている

買いもの途中のマンション下花壇で、ヒメツルソバの小さな群落が咲いていた。先週抜歯したところと、となりの削った歯に軽く接着してあった仮歯がブラッシング中外れてしまい、ワインカラーの帽子とマスク姿の不審者仕様で、大急ぎでシャッターを切ったので…

セロニアス・モンク(Thelonious Monk)生誕100年

10月10日(火)は、セロニアス・モンク(Thelonious Monk:1917年10/10〜1982年2/17)生誕100年の命日であったのか。100周年を記念して、企画の催しもあるらしい。 JOHN BEASLEY - ジョン・ビーズリー|ARTISTS|BLUE NOTE TOKYO 天才セロニアス・モンク生誕…

セブンプレミアム 「蔦 醤油Soba」は美味しい

セブンプレミアム 「蔦 醤油Soba」 http://iyec.omni7.jp/detail/4901990339100 たまたまイトーヨーカドーでこのカップ麺を買って食べたところ、上記「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」主が書いているように、スープも麺もよく、そのバランスもよい。美…

切り裂きジャック( Jack the Ripper )の亡霊

http://toyokeizai.net/articles/-/192241 記事によれば、『男は動機について、「女の人から虐待を受けた経験があり、女の人を刺したい衝動があった」とし、19世紀の英国の連続殺人「切り裂きジャック」事件に「憧れていた」とも話しているという』。 「切り…

タイワンホトトギスが咲き始めた

庭のタイワンホトトギスが咲き始めた。オオカマキリも神出鬼没、健在である。

「文人」のルサンチマン

仲正昌樹金沢大学教授の『ハンナ・アーレント「革命について」入門講義』(作品社)をじっくりと読み進める。アーレントの原著の論理展開は、用語の使用法が独特だったり、混乱があったりで、仲正教授の講義も慎重に用語の意味の整理をしながら進められてい…

新そばをいただく

知己のI氏からこの秋も、北海道幌加内町産の蕎麦粉を使ってみずから打った新そばを送っていただいた。I氏は後進の指導もしている、プロレベルのそば打ちである。一昨日、昨日と歯の治療をしていて、さっそく本日の昼食に賞味した。歯肉がまだ痛みを残し食べ…

シャーマニズムと乃木坂46との融合

- YouTube 乃木坂46のMVに、佐伯日菜子さまがシャーマン(巫女)として登場しているのには驚いた。昔映画『EKOEKO AZARAKⅢ』で女子高生として正体を隠した、黒魔術の魔女黒井ミサを演じていたので、日本のシャーマンとして〈復活〉するのも不思議ではないか…

室生犀星学会17年度秋季大会の案内

http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20160919/1474261627(「映画『蜜のあわれ』鑑賞:2016年9/19 」)

ジャン・アヌイ没後30年

フランスの劇作家ジャン・アヌイ(Jean Anouilh1910年6/21〜1987年10/3)没後30年の命日である。ジャン・アヌイの舞台は、1967年7月日生劇場にて、浅利慶太演出の『アンチゴーヌ』と、1978年秋日生劇場にて、劇団四季創立25周年記念公演、浅利慶太演出の『ひ…

さや姉とギターを弾くオフィーリア

9/30(土)朝フジテレビで8:30〜9:55 放送の『にじいろジーン』番組の「ぐっさんと行くならこんなトコ!」のゲストは、NMB48の山本彩=さや姉。江東区北砂→渋谷区恵比寿と行って、最後はお茶の水のギター屋さんへ。ここでさや姉、40万ちょっとのギターを購入…

名古屋グランパスが6点とは、記憶にない

2017明治安田生命J2リーグ 第35節 vs FC岐阜(A) - YouTube 何といっても、ハットトリック達成のガブリエル・シャビエル選手の存在が大きい。J1復帰も見えてきたか。

「老いぼれ」と「dotard」

トランプ大統領を呼び捨てで非難 北朝鮮の金正恩氏の声明全文 - ライブドアニュース North Korea Hits New Level of Brinkmanship in Reacting to Trump - The New York Times The New York Timesの CHOE SANG-HUN氏9/22付け署名記事に、 ……In a statement w…

基地の町福生が舞台

9/29(金)NHK夜10:50〜11:15『ドキュメント72時間』番組で、「基地の町 大人のロックフェス」を放送していた。近くに米軍横田基地がある福生(ふっさ)市の公園で、30年以上も続いて催されているロックフェスティバルを紹介していた。演奏者の多くは昔の〈…

日本における「リベラル」—ことばの問題

【Twitter】 清義明:アメリカにおける「リベラル」は1960年代に意味が大きく変わりました。以降、大きな政府・文化多元主義・弱者救済重視を意味します。 フランスにおけるリベラルの小さな政府・自由放任主義は、1960年以前のアメリカの状態。 日本だとア…

高橋弘希の小説

(『東京新聞』夕刊9/29「大波小波」) 高橋弘希(ひろき)の『指の骨』は読んでいる。女性のことに触れたわずかな叙述もあり、その微かな華やぎに読者は救われる感想をもった。新作については、この紹介文ではまず読む気が起きない。2015年2/2付のブログ記…

岩松了演出の舞台

http://digital.asahi.com/articles/ASK973J51K97UTNB002.html?_requesturl=articles%2FASK973J51K97UTNB002.html&rm=364 劇作家・演出家の岩松了に聞く──彩の国さいたま芸術劇場、さいたまゴールド・シアター公演「薄い桃色のかたまり』 | SPICE - エンタメ…

政党について—カール・シュミットを読む

慌てて清水幾太郎責任編集・現代思想1・カール・シュミット著『危機の政治理論』(ダイヤモンド社)を書庫から取り出し、所収の「議会主義と現代の大衆民主主義の対立(1926年)」(樋口陽一訳)をひさしぶりに読んだ。現代の政治状況を冷静に考察する場合…

江戸川堤の彼岸花(曼珠沙華)2017年

今年も江戸川堤上と下で咲いている彼岸花(曼珠沙華)と出会えた。本日江戸川病院乳腺外科(田澤篤医師)で、連れ合いの診察&治療があり、そのお伴で出かけた途中の光景。山口百恵の唄った「曼珠沙華」は、作詞家阿木燿子がサンスクリット語 mañjūsaka に基…

はてな?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000056-zdn_mkt-bus_all

パンダ香香で夜来香を思い出す

夜来香_山口淑子(李香蘭) - YouTube 夜来香 上戸彩 「李香蘭」 - YouTube 山口淑子(李香蘭)の「夜来香(イエライシャン)」を思い出す。 http://www.flower365.sakura.ne.jp/02/893.html

蜘蛛と雲

庭の柿の木とビックリグミの木の間に、ジョロウグモが大きな巣を張っている。蒼空の小さな横綱である。

この場をばわが場とぞ思ふ

YouTube わが貧しい知識では、憲法の解散権の保証は手続き(形式)に関する規定のみなのに、これまでこれを根拠に実行されてきた経由がある。今回もしっくりこない印象は残すが、たしかに法的には間違いはなかろう。ボロボロ民進党はだいじょうぶか? それは…

名古屋グランパスのワシントンがゴール!

2017明治安田生命J2リーグ 第34節 vs 東京ヴェルディ(H) - YouTube 名古屋グランパスに今年加入のワシントン選手(MF)は、この11月で31歳になるブラジル人。対東京ヴェルディ戦でワシントンといえば、2005年11/23(水)味の素スタジアムで催された試…

貫地谷しほり&吉高由里子、あるいは女優について

(『週刊文春』9/21号・黒瀬康之撮影「原色美女図鑑」より) ……『運動を始めました。ずっと運動が嫌いで、「なんでわざわざ疲れることしなきゃいけないの?」と思ったりしてたんですけどね(笑)』 少しほっそりして見えたのは、気のせいではなかったようだ…