2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「愛知万博」の思い出

6/9から韓国全羅南道の麗水(ヨス:Yeosu)市で、「麗水国際博覧会: Expo 2012」が開催されるそうである。2005年の「愛知万博」に出かけたときのことを思い出す。入場したのは、平日の9/20(火)だったので、その前の連休にくらべると混雑は、格段に解消さ…

「ロシアの闇」

亀山郁夫氏と佐藤優氏の対談をまとめた『ロシア 闇と魂の国家』(文春新書)は、ドストエスキーとロシアをめぐる知的スリルに満ちた書である。〈文学青年〉現役のロシア文学研究者亀山氏と、実務能力と対ロシア外交経験をもった思想家の佐藤氏の資質と立場の…

祝・矢作厩舎「ダービー」制覇

第79回「日本ダービー」は、矢作厩舎のディープブリランテ号がみごとに優勝。勝ちタイムも、2分23秒8というりっぱな時計。すでにグランプリボス号で「NHKマイルC」優勝でGⅠを獲っているが、「ダービー」となると別格、おめでとうございます。力はあっても折…

動く鯰絵

(直筆サイン入生写真) 安政二年の安政江戸地震の直後、鯰絵が流行したそうである。絵師の河鍋暁斎は「酒のみ打ち飲みて其の年を暮らしたり」というほど、鯰絵でしこたま儲けたとのこと。地震の前年ペリーの黒船が品川沖に現われ、「大きな変革への期待と不…

瞳の話

昨日(5/24)は、近くの眼科医院に定期眼底検査・眼圧検査を受けに行った。はじめに散瞳薬を点眼して瞳孔を広げてもらうので、医院を出てからも半日は視界がぼんやりとしていた。幸い、右眼の白内障が進行しているものの、まだ治療するほどではなく、ほかは…

糖尿病にはなりたくないものだ

血液中の赤血球のヘモグロビンが糖化したものがヘモグロビンA1c(エーワンシー)で、ヘモグロビン数=100中のその値「ヘモグロビンA1c値」が、血糖値の平均的な状態を知るのに有効な指針となるそうである。5.6%以上なら、境界型か糖尿病型(厚生労働省基準)…

美人の花

象泻(潟:きさかた)や雨に西施(せいし)がねぶの花 芭蕉『おくのほそ道』 ⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家に咲く、ネムノキ(合歓の木)の花。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆

薔薇の色

昨日(5/21)は、千葉県習志野市が運営・管理する「谷津バラ園」に行ってきた。お目当ては、2004年に市制50周年を記念して作られた「ローズ・50ならしの」品種。観るのは今回で2回目。色は赤みを帯びたオレンジ色だ。清水エスパルスのチームカラーより、赤…

「第73回オークス(優駿牝馬)」不的中

今年の「オークス」は、残念ながら的中させられなかった。「有馬記念」とともに、わりあい得意なGⅠレースである。過去の輝かしい実績としては、1997年「第58回オークス」で、1着:メジロドーベル(吉田豊)、2着:ナナヨーウイング(石橋守)の馬連12550円を…

菊志ん独演会「じぶんの落語」

一昨日(5/17)の夜は、東京音協主催、古今亭菊志ん独演会「じぶんの落語」を聴いた。会場は、東京渋谷区文化総合センター大和田・6F伝承ホール。S氏主宰落語研究会の月例会参加で、参加数は10名。会場には、両脇に桟敷席があり、さすが「伝承ホール」だ。菊…

時代と高校

小林哲夫氏の『高校紛争1969-1970』(中公新書)は、1969年(68年度1月)東大安田講堂での学生と機動隊との衝突などの事件を背景にした、高校生による全国的な紛争の頻発からはじめて、70年代に入り紛争が、校内における政治活動予防の管理・警備体制の強化…

谷中とジャズ

テレビ朝日の朝番組、加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」で、加山雄三さん本日の散策は、台東区谷中の街であった。日暮里周辺を含めて懐かしく視聴。谷中銀座に階段を降りる左手前にある、ジャズスナック「シャルマン」のことを思い浮かべた。最後に出かけ…

元カレ・元カノとしての東京タワー

昨日5/12(土)は、東京タワーに登った。前に登ったのはいつのことであったのか記憶は定かではない。腹ごしらえを、その真下にある「とうふ屋・うかい」東京芝店でしていった。赤羽橋駅下車、芝公園じょうや坂を昇ったところにある。広い(2000坪とのこと)…

文藝同人誌「凱」

文藝同人誌「凱」は、鴻みのる氏が存命のころ、個人的つながりで送っていただいていた。鈴木楊一氏が亡くなり、鴻みのる氏などが同誌に追悼文を書き、その鴻みのる氏が亡くなり、大森光章氏などが同じく追悼文を寄せ、その大森光章氏もすでに泉下の客となっ…

「自然の私生児」としてのカーネーション

シチリアとボヘミアを舞台にした、シェイクスピア(Shakespeare)のロマンス劇『冬物語(The Winter's Tale)』(小田島雄志訳・白水uブックス)を読む。シチリアのいとやんごとなき身分(王族)に生まれた娘(パーディタ=Perdita)は、たとえ捨てられてボ…

『千葉文芸』のこと

なんじゃもんじゃの木のことから、亡き畏友鴻みのる氏のことを偲び、「なんじゃもんじゃの日常」という短いエッセイが読みたくなった。掲載されている『千葉文芸』のバックナンバーを探した。この文藝紙は、タブロイド版よりやや小さいサイズで、4頁の新聞…

なんじゃもんじゃと桐の花

遊民の身であればとくにゴールデンウィークの期間に外出する必要はないのであるが、花の開花時期は外せないので、5/5(土)、船橋市の海老川沿い遊歩道(ジョギングロード)を散策した。川にかかる富士見橋からはじまって、最後は八栄橋まで。川は澄んではい…

シチリア憧憬

NHK・BSプレミアム「世界ふれあい街歩き」という番組で、シチリアのチェファル(CEFALU)を紹介(再放送)していた。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(ジュゼッペ・トルナトーレ監督)のロケ地だ。大きな岩山の真下にあり、冬は午前中は陽が射さないらし…

ルイス・ブニュエルの『女と人形』

(著者署名入) ルイス・ブニュエル監督『欲望のあいまいな対象(Cet Obscur Objet Du Désir)』(1977年作品)の新DVD(ジェネオン・ユニバーサル・エンターティメント発売)を鑑賞。周知のように、ピエール・ルイスの小説『女と人形』を映画化した作品であ…