シャーマニズムと乃木坂46との融合

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 乃木坂46のMVに、佐伯日菜子さまがシャーマン(巫女)として登場しているのには驚いた。昔映画『EKOEKO AZARAKⅢ』で女子高生として正体を隠した、黒魔術の魔女黒井ミサを演じていたので、日本のシャーマンとして〈復活〉するのも不思議ではないか。
 シャーマンについて、『事典・哲学の木』(講談社2002年)の「シャーマニズム」の項では、
……「シャーマン」は、もともとシベリア、ツングースを中心に東北アジアに広がっている宗教的職能をさす言葉だった。子供のころから、極端に神経質だったり、共同体になじみにくく、内向的あるいは夢想的な人格が、生涯のある時点で――「巫病(ふびょう)」と言われる精神的混乱状態がきっかけになることが多い――同じような体験を経過し、新たな人格的統合を達成した師匠のもとに弟子入りする。そして、脱魂による異界への旅、守護神との出会いといった入巫儀礼を通過し、自在に「変容意識」に入るようになり、予言、治病、あるいは天候を制御する力を得る。それが、「シャーマン」の原義だ。……(永沢哲:p.476)
(『エコエコアザラク:The Movie Collection』付録の黒井ミサ・フィギュア)


 http://simmel20.hatenablog.com/entry/20131203/1386055147(「佐伯日菜子さん:2013年12/3 」)