2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「雲」(龍書房)10月号

高校同窓の慈恵医大赤羽清彬医師(赤羽クリニック)の勧めで、インフルエンザ予防接種(三価)を受けた.100%予防できるわけではないそうだが、リスクを減らすことはたいせつ.11月には、定期(年2回)眼底検査および定期(年1回)歯科検査もあり、めんど…

「売文社」創設百周年

先駆的社会主義思想家の堺利彦が、文筆代理および外国語翻訳業の会社「売文社」を創業(1910年=明治43年12月)してから今年で百年になる.「大逆事件」百周年の年でもあるが.明治政府にる社会主義者・無政府主義者大弾圧のこの事件のあと、運動家にとって…

司法改革の方向

新司法試験合格者数について、久保利英明弁護士(日比谷パーク法律事務所代表パートナー)の見解(10/22記事)になるほどと考えさせられたが、今度は、司法修習生への給費制から貸与制への移行をめぐって論議がされている.自民党の方針決定により、どうやら…

高校同窓会

(挨拶する久保利英明氏) (大岡俊明氏と) (元荒川区長藤沢志光氏と) (「吉兆」のうどん) (丸山公明明治大学教授) (岡田夫妻) 昨日10/21(木)は、東京帝国ホテル「牡丹の間」にて、高校の同窓会が催され、出席.真矢みきさんのCMでなじみの某会社…

小説作品中の植物名

1930年生まれの作家千田佳代の『猫ヲ祭ル』(作品社)は、第6回小島信夫文学賞を受賞。傘寿を迎えての受賞は、快挙であり、同じ道をたどるはるかな後輩として励みになることである.千田さんには、昔どこかで、たぶん雀荘でお会いし、お手合わせいただいて…

「bio-diversity」論議

「bio-diversity」論議が喧しい昨今.昨年4月にわがHPで紹介した次の書は、考えるヒントになるだろう.再録しておきたい.◆農学博士でカメムシ採集人の高橋敬一氏の『「自然との共生」というウソ』(詳伝社新書)は、いわゆる「自然との共生」の主張および…

佐久間牧場のソフトクリーム

10/16(土)は、わが千葉県船橋市にある佐久間牧場に出かけた.新京成線滝不動駅から徒歩数分のところに立地し、あっという間に着いてしまった.ソフトクリームとジェラートの販売所を設けていて、この味がすこぶる評判なのである.船橋市海神の「菓子工房・…

「ものづくり」との決別

雑誌『The Lawyers(ザ・ローヤーズ August 2010)』(アイ・エル・エス出版)で、国際弁理士山本秀策氏が、日本の特許(知財)戦略の不備について論じている.日本の台頭で劣勢になった米国が、1979年「知的財産権の保護強化」の大方針を立て、以降日本は、…

ネーションにおける不平等性

勝利の歓びをもって、あるいは敵対心・憎悪を伴いつつ、ネーションという共同性のもたらす、いっときの情念の昂揚を体験するこのごろ。大澤真幸著『ナショナリズムの由来』(講談社)を読み進めると、次の考察あり、立ち止まって考えさせられた.『ナショナ…

銀座と浅草

この数日の間に、いま新しい顔を伴って注目されている東京の街、銀座と浅草を散策した.活気というより熱気が溢れていて、楽しい時間を過ごせた.下町界隈の路地裏にも味わい深い「東京」がある。鈴木博之氏が指示する「ゲニウス・ロキ(地霊の力)」の存在…

学問の現状

「東京新聞」10/8夕刊紙上に、ノーベル化学賞受賞に浮かれてばかりもいられない、日本の自然科学研究の状況を記述した記事が載った.1)自然科学分野の08年度研究費比較では、日本の17兆円は米国46兆円に及ばず、中国が毎年1〜3兆円ほど増加させ12兆円に…

『ナショナリズムの由来』を読む

「京成杯AH」の万馬券的中などで、「スプリンターズS」不的中も大した財政的損傷とはならず、津田沼丸善にて、欲しかった大澤真幸京都大学教授の大著『ナショナリズムの由来』(講談社・税込み5000円)を購入.ぼちぼち読みはじめる.撫で回し傍線を引いたり…

「ワンカップ大関」

人恋しい季節とはなったが、日本酒が飲まれなくなっているそうだ.たしかに乏しい体験で判断しても、居酒屋の集まりで焼酎を頼む場合が多いようである.老舗の酒造が倒産したとのこと。それほどの酒好きでなくとも寂しい思いがする.寿司にはやはり、冷やの…

世襲カリスマ

北朝鮮の労働者党代表者会で、三男金正恩(キム・ジョンウン)氏が、次期総書記の位につく路線が明確になったとの報道である.世襲カリスマの三代目であるから、「売り家と唐様で書く三代目」とからかいたくなるところだが、そんな長閑な(?)話ではあるま…