10/19(月)、船橋市医療センターで3回目の脳のCT検査があり、とくに嗅覚神経の損傷が回復しているかどうかが焦点になる。本日は、朝食をふつうのパン食に戻せた。幸い味覚は正常なので美味しく食べられる。外出用メガネが破砕されているので、遠出は長男か次男の付き添いがないと不可能。12月までにチケット代の損失は10万円くらいにはなるだろうが仕方なし。
10/19(月)、船橋市医療センターで3回目の脳のCT検査があり、とくに嗅覚神経の損傷が回復しているかどうかが焦点になる。本日は、朝食をふつうのパン食に戻せた。幸い味覚は正常なので美味しく食べられる。外出用メガネが破砕されているので、遠出は長男か次男の付き添いがないと不可能。12月までにチケット代の損失は10万円くらいにはなるだろうが仕方なし。
ただいま9/26(土)深夜交通事故にて重傷療養中。9/26横浜のダンススタジオTHE HALL YOKOHAMAにて、クラシックバレエとコンテンポラリーダンスとの交錯を試みたステージ『 CROSSING 』を観た帰り、霧雨の中駅前通り車が来ないことを確認の上渡ろうとしたところ、スピードの自転車にはねられて転倒、重傷を負い市立救急医療センターに搬送された。加害者が逃げずに救急車を手配してくれたのは幸いだったが、警察は重過失傷害の疑いも視野に入れているとのこと、こちらも遠い横浜で会場を探すことの疲労と、新国立劇場バレエ団プリンシパル木村優里さんの、最後の踊りのパ(pas)を反芻しながら右手に傘を持って歩いていたので、あまり褒められたものではない。
本日有能な兄弟(長男・次男)のテキパキとした助けのおかげで何とか退院。鼻の骨など2本折れているが保存療法で経過観察。10/19(月)に脳神経外科に通院、3回目の脳CT検査。これが問題なければあとは時間に任せるのみという現状。ともあれ、凱旋門賞馬券購入に間に合って、満足、食欲0(ゼロ)の虫の息ながら、馬券だけはしっかりと買ったのであった。



豊臣秀吉、千利休——
— 特別展 大徳寺 本朝無双之禅苑【公式】 (@daitokuji2026) 2026年9月12日
茶の湯が大きく花開いた時代。
名だたる武将や茶人たちを魅了し、「天下一」と讃えられた井戸茶碗。
その最高峰、国宝「大井戸茶碗 喜左衛門井戸」をはじめ、天下人たちが愛した茶の湯の名品が一堂に集結します。
1989年に千利休の生涯を描いた二つの映画作品が上映されている。一つは、勅使河原宏監督作品『千利休』で、千利休役は三國連太郎。もう一つは、熊井啓監督作品で『本覺坊遺文・千利休』で、千利休役は三船敏郎。
















1990年1月東京グローブ座で、スウェーデン王立劇場来日公演、イングマール・ベルイマン演出、三島由紀夫作『サド侯爵夫人』を観ている。台詞は日本語原文からのスウェーデン語訳を同時通訳イヤホンで聴くスタイルであった。
simmel20.hatenablog.com
▼1990年東京グローブ座で上演された、スウェーデン王立劇場来日公演、イングマール・ベルイマン演出『サド侯爵夫人』の舞台では、淫乱なサン・フォン伯爵夫人がアンヌの豊かな胸を露出させて、乳首を撫でる場面があった。一瞬観念の世界から地上の官能性を思い出させた「事故」のようだった。(2022年3/9記)
【三島のよき理解者ベルイマン】
◯「三島にとって、暴力や血は、美にたどりつくための手段であり、美そのものでもある。さらにその美意識の頂点にあったのは、死だったのだろう。彼は、我々の理解を超えるほど美を崇拝していたのだ」
◯「この戯曲は。自分の非常に深い部分を揺り動かす力を持っている。作品が問題としているところは私もよく理解できる。この問題を私も常々扱ってきた。もちろん、三島のように勇敢なやり方ではなく、慎重に、小規模にだ。この戯曲には野性的な力がある。たとえば他の作家たちでは、ジャン・ジュネ、ガルシア・ロルカ、などがいる。このように凄い力がこもったものを形にすることは、演出家にとっても俳優にとっても、とても困難な仕事だ」
◯この戯曲は愛の本質についてのすばらしい詩となっている。人間の宗教精神の本質をよく認識したところにある。宗教精神には、明かりを求めるものもあれば暗闇を求めるものもあり、どちらも妥協を許さない。『サド侯爵夫人』を書き上げている最中、三島の念頭にはきっとラシーヌ風のドラマがあったに違いない。三島もラシーヌも人間の心の中の暗闇を扱っているが、根本的に違うのはラシーヌはアレクサンドル定型詩に乗って岸にたどりつくのに、三島は救いようもなく泥沼にはまったままとり残される。だからこそ今日の我々は、ラシーヌの完璧さを尊敬するにしても、三島の不完全な姿に惹かれてしまうのだろう。とにかく、二人は夜の暗闇の中にいるのだ」
◯「三島はヨーロッパに対して憧れを持っていたようだが、『サド侯爵夫人』はラシーヌより能に近いと私は思う。三島の戯曲はたいへん不可思議で、魅力に溢れ、ときに扱いに困ることがある。なぜなら、フランス古典主義と能楽との複雑な混淆をなしているからだ。私の演出における能的な要素も、背景の木も、琴の音楽も、私から三島への挨拶だ。我々がもちいるフランス古典主義の衣装も、能装束のきわめて儀式的な要素とよく噛み合っている。衣装は、この芝居に非常によく合った体の動かし方をも、もたらしていると思う」

Suecia 🇸🇪.
— Víctor Sanchez Fortun (@Motard8559) 2026年9月16日
10 millones de habitantes y más de 800.000 son Musulmanes que viven en su Mayoría de Subsidios y que han Votado 🗳️ izquierda para no perder sus Privilegios.
Vivir sin Trabajar e irse de vacaciones 😎 a sus países de origen.
Suecia está perdida.🤨🇪🇸…
【翻訳】スウェーデン 🇸🇪。 1000万人の人口のうち80万人以上がムスリムで、その大多数が補助金で生活し、特権を失わないために左翼に投票 🗳️ した。 働かずに暮らして、出身国に😎 バカンスへ行く。 スウェーデンはもうダメだ。
🇸🇪 En Suecia, los musulmanes y africanos fueron los que definieron el voto, para la victoria de la izquierda en las elecciones de ayer, esos mismos inmigrantes que hace unos dias salieron a romper todo para protestar en favor de la ley sharia que busca implementarse allí. Suecia… pic.twitter.com/xCoJyJ3jVD
— Carlo Martin (@Liberfach0) 2026年9月14日
【翻訳】
スウェーデンでは、ムスリムとアフリカ人が投票を決定づけ、昨日の選挙で左翼の勝利をもたらした。その同じ移民たちが、数日前にシャリア法の導入を求める抗議としてあらゆるものを破壊しに出たのだ。スウェーデンは終わりだ、できることはあまりない。




国立劇場10月歌舞伎公演『本朝廿四孝〜筍掘り〜』(新国立劇場中劇場)のチケットを、9/12(土)国立劇場会員先行発売にて購入、中劇場の特設座席配置なのでこれで前列2列目通路側端の席、左耳難聴なのでトチリよりも個人的に理想の席。
『筍掘り』は初めての芝居。渡辺保著『歌舞伎手帖』(角川ソフィア文庫)に、「複雑怪奇な物語で、それぞれの人物の行動には二重三重の裏があり、到底説明しつくすことが出来ないほどである」としている。かつて国立劇場での公演では、筋書とともに必ず上演台本も販売していたので理解しやすかったが、いまの外部公演ではそれはなく、入念な予習が必要か。幸い国立劇場HPに「マンガでわかる『筍掘り』」のページが設定されていて、参考になる。
www.kyoiku-press.com PISA2025年の学力調査結果:中国(北京・上海・江蘇省ほか限定地域)、マカオ、台湾、シンガポールなど、科目ごとに(母集団の小さい)高得点のOECD非加盟国を加えた全体では、日本はそれぞれ1位ではないが、OECD加盟国だけだと、科学、読解力、数学の各分野で1位となっている。15歳は日本では、中学3年に該当するが、高等学校までを含めた初等・中等教育の優秀性を物語っているとみていいだろう。
それ以上に、大学教員や研究者という存在そのものが、社会から見限られる時代に入っているように思う。数十年前までは、学者に対する一定の尊敬は残っていた。しかし現在では、大学教員は制度と組織に守られて、安全地帯からものを言うだけの、わがままで無能な人々だという印象へと変わりつつある。 https://t.co/Gr7GLYzZUK
— 桑原旅人 (@KuwaharaTabito) 2026年7月14日


【学力の国際比較調査】
1)ピザ(PISA・学習到達度調査):2000年から3年に1度実施。調査科目は、数学・理科・読解で、それ以外の科目も適宜加えられる。学校で基礎的な内容を、新しい目的に対して想像的に使えるか→21世紀型学力を測る調査。2012年に「創造的問題解決」という科目の調査を導入・実施している。2018年には80カ国近くが参加している。
2)ティムズ(TIMSS・国際数学・理科教育動向調査):学校で習った内容をきちんと覚えていて使えるか→20世紀型学力を測る調査。4年に1度実施。
▼以上のように、ピザのテスト結果について、どのように受け取るかは難しい部分がありますが、それでも、日本がピザやティムズにおいて概ね良い成績を収めていることは、まったく無意味とも思えません。ピザやティムズで測られる能力が人間にとって最も重要なものなのかはわかりませんが、それでもそれは何かの能力ではあります。また、大人のためのピザであるピアックでも、日本が良い成績を収めていたということは、大人たちも何らかの能力を持っているということです。▼(p68)
日本の子供たちが勉強のしすぎで、その結果ではないのかという予想される批判に対しても国際比較のデータで反論している。学校の内外含めた総合的学習時間についての国際比較をしている。
▼以上でわかるのは、社会階層にかかわらず、日本の子供たちの学習時間は長くはないということです。確かに、社会階層の高い学校の子供たちの順位は、社会階層の低い学校の子どもたちの順位よりずっと上です。ですから、日本の社会階層の高い学校の子供たちは、社会階層の低い学校の子供たちよりも、相対的にかなり勉強しているとは言えます。それでも、社会階層の高い学校の子供たちの勉強時間でさえ、OECD諸国の中では少ないほうです。▼(pp.79〜82)
「授業研究」という教員グループの、より良い授業構成と実践についての日常的取り組みこそ、日本の教員の教育力を高めているとの、国際的評価と研究がある、ということの重要性。教育行政に携わる方々はその認識をもってもらいたいと提言している。
▼OECDという組織はいささかヨーロッパ中心主義的で、ヨーロッパ以外の地域に対して否定的な見解を表明することも多くあります。ですが、日本の学校教育に対しては、このように肯定的な評価を与えています。さらに重要なことに、シュライヒャー氏(❉OECD教育・スキル局長)は、日本が教育を一新することなど、まったく求めていません。そうではなく、彼が日本に期待するのは「世界をリードする教育を維持すること」です。「維持」(!)ですよ。
日本の学校教育を肯定的に評価しているのはOECDだけではありません。海外の研究者でも、日本を訪れて学校教育を観察・研究した人の中には、日本の教育に対して肯定的な評価をする人が多くいます。▼(p.168)
▼キャッチアップ精神が生き続けているから、日本人はアメリカ人・イギリス人と比較して、能動性・自立性が欠けている(アクティブでない)と感じられるのです。そして、その欠落を埋めるために教育を変えれば、日本の子供たちは創造的になり、最終的に日本の経済や社会が良くなると信じられるわけです
この信仰がとても強いためか、アクティブラーニングはアメリカでは主に大学レベルの教育政策であるのに、日本では小学校から大学まで大々的に取り入れる方向に進んでいます。このようにアクティブラーニングは、元々の文脈から拡大されて輸入されているのです。
さらに悪いことに、日本はアクティブラーニングを輸入したことさえ忘れてしまっています。ですから、輸入元のアメリカでその後どうなったのか、調査も報道もされません。実は、輸入元のアメリカではアクティブラーニングはすでに下火で、今は「反転授業」という手法のほうが盛んです。これは、生徒があらかじめ教材を学んだのちに授業に参加し、教室ではより高度なディスカッションなどを行うというものです。▼(p.189) (2023年1/19記)
『運命の力』は、ギリシア神話・悲劇のカッサンドラ&テイレシアスの系譜にありそうなプレツィオジッラの杖の叩く音で始まり、杖の音で終わるが、バックスクリーンに(人生の円環性を象徴した)大きな環が映され、その間をメネラウスモルフォチョウが青色の光を放って飛び交う映像もあった。蝶のギリシア語プシュケー(Psyche)は、知られるように魂の意味をもつ。この作品全体が、魂の苦悩の遍歴と救済への祈りの物語であることを暗示したといえよう。もっとも、演出家デヴィッド・パウントニーは、レアノーラが恋人のドン・アルヴァーロとともに偶発的な事故で父を殺すことになってしまい、追う兄のドン・カルロの追跡を逃れるため、いっとき帽子を被っての男装で登場する場面で、ソプラノ歌手大村博美の、まるで宝塚の男役トップスターのような倒錯的身体的魅力を引き出していて、一筋縄では行かない演出をしていてみごとである。

(わが所蔵のメネラウスモルフォチョウ標本)









カラトラーヴァ公爵╱グアルディアーノ神父:山下浩司
メリトーネ:境裕馬
村長:大塚博章
トラブーゴ:新堂由暁
軍医:寺西一真
合唱:二期会合唱団 新国立劇場合唱団 藤原歌劇団合唱部

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ギリシア神話・悲劇のカッサンドラ&テイレシアスのようなプレツィオジッラの杖の叩く音で始まり、同じ杖の音で終わるという舞台の展開は、柝(き)の音で始まり終わる歌舞伎を思わせる。演奏もすごいが、加藤のぞみさんは演技もハマってますな。(偶発性の象徴である)拳銃という小道具の扱いも秀逸。
— 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2026年9月5日
2017年ジョン・ケアード演出『ハムレット』では、ハムレットとフォーティンブラスを内野聖陽一人が演じている。これは反権力のハムレットの中に権力志向のフォーティンブラスが潜在していることを暗示していた。レオノーラの父と、その魂を救う神父を山下浩司一人が演じたのも、父性がカトリックの「父…
— 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2026年9月6日
9/5観劇、3幕のドン・アルヴァーロ=樋口達哉さんのアリア「君は天使の腕に抱かれて」と、4幕のレオノーラ=大村博美さんのアリア「神よ、平和を与えたまえ(Pace, pace, mio Dio!)」がやはり白眉のすばらしさでしたね。かなしみと祈りのなめらかな声のひろがりが劇場全体を支配しました。感動。
— 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2026年9月6日
メリトーネはただのクズ修道士ではなくて、シェイクスピア劇における道化のようなところ(批評性)があり、作品全体に奥行きが生まれていたかと。味がありましたよ。
— 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2026年9月5日

( 東京二期会X投稿写真を拝借 9/5大村博美組出演者)
VHSのビデオでしか観ることができなかった、ケン・ラッセル監督の「The Music Lovers」(邦題:恋人たちの曲 悲愴)のDVDが出ているのを知って、海外DVD&ブルーレイ(Blu-ray Disc)を扱っている輸入業者経由で、入手した、嬉しい限り。チャイコフスキー作曲のオペラ『エフゲニー・オネーギン』をよく理解するための、いわば補助線となる映画だろう。




ジャン=リュック・ゴダール、ケン・ラッセルほか、世界の代表的映画監督のオムニバス映画『ARIA』は、オペラ映画の宝石である。オペラファンは楽しめると思う。
▼観ていない作品多く個人的な好みもあろうが、映画作品として『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ」などは印象に残らず、ゴダール作品では、『女と男のいる舗道』とオペラ・アリアのオムニバス『ARIA』中の『ルイーズ』「その日から」(シャルパンティエ)の小品を最も評価している。かつてHPに記載のものを再掲しておこう。

▼あるオペラ劇場の中で、ただ一人の観客の貴婦人(Sophie Ward)のために最後に道化師の扮装で『道化師』(レオンカヴァッロ)を歌うまで、John Hurtに狂言まわしをさせながら紹介される、オペラの名曲を借りた映像集『ARIA』(1987年作品)。
北米盤R1のDVDで鑑賞した。世界の代表的監督9人がそれぞれ小品を作り、海辺に押し寄せる波のように、ひとつの感動にとどまらさせまいと、味わいの違う映像を差し出してくる。オペラの何という曲なのかわからないまま、映像の魅力で最後まで引きつけられてしまう。
9人の監督とは、Nicolas Roeg、Charles Sturridge、Jean-Luc Godard、Julien Temple、Bruce Beresford、Robert Altman、Franc Roddam、Ken Russel、Derek Jarman、Bill Brydonという顔ぶれである。 とくに、ジャン=リュック・ゴダール、ケン・ラッセル、デレク・ジャーマンに注目して観たのは当然であろう。
【それぞれのオペラ作品の曲目】
ニコラス・ローグ(Nicolas Roeg):ヴェルディ『仮面舞踏会』「あそこに輝く星を」
チャールズ・スターリッジ(Charles Sturridge):ヴェルディ『運命の力』「神よ、平和を与えたまえ(Pace,pace,mio,Dio)」
ジャン=リュック・ゴダール(Jean-luc Godard):シャルパンティエ『ルイーズ』「その日から」
ジュリアン・テンプル(Julien Temple):ヴェルディ『リゴレット』「女心の歌」
ブルース・ベレスフォード(Bruce Beresford):コルンゴルト『死の都』「エッタの歌」
ロバート・アルトマン(Robert Altman):ラモー『レ・ボレアード(北欧の神々)』「前奏曲、アントレ、アリア」など数曲
フランシー・ロダム(Franc Roddam):ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』「愛の死」
ケン・ラッセル(Ken Russel):プッチーニ『トゥーランドット』「誰も寝てはならぬ」
デレク・ジャーマン(Derek Jarman):リュリ『アルミード』「ついに彼は私の力の中に」
ビル・ブライドン(Bill Brydon):レオン・カヴァッロ『道化師』「衣装をつけろ」

ゴダールの作品は、ジムでマッチョな男たちがいろいろな器械を使って鍛練している側で、掃除係りの二人の若い女性が、裸になって纏いつくところを描写したもの。曲はシャルパンティエの『ルイーズ』「その日から」で、はじめて聴いた。時どき音楽が止まり、トレーニング用メカの音などが入ったり、女たちの動きに合わせて男どもの反復運動が捉えられたり、とにかく遊びがあって面白い。どこかで見せられたような人物の造型的配置をからかっている印象もあり、魅力的だ。二人の女性も素敵、交互に「ノン」と「ウィー」を大声で叫ぶ場面なども可愛らしい。
ケン・ラッセルは、『トゥーランドット』「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ)を使って、自動車事故で全身に重傷を負った女性が手術台の上に横たわりながら、どこかの国の女王として戴冠する幻想を見るというお話。ケン・ラッセルらしくKitschな雰囲気漂う一品である。
デレク・ジャーマンは、リュリの『アルミード』「ついに彼は私の力の中に」を聞かせながら、老いた歌姫が舞台で、花吹雪の中ひとり歌いつつ恋に燃えたみずからの青春を懐古するという映像。回想のシーンはモノクロの素人のビデオ映像のような仕立てで、いまの〈老い〉の悲哀がいっそう際立つ印象を残した。女優では、フランク・ロッダム監督の『トリスタンとイゾルデ』「愛の死」(ワーグナー)に付けた話で、ラスベガスのホテルで性的昂揚の果てに恋人と心中を企てた女性を演じたBridget Fonda(ブリジット・フォンダ)が魅力的だった。
ジャン=リュック・ゴダールの作品だけは、CHAPTER(チャプター)で呼び出し、繰り返し鑑賞。これも北米盤のおかげであろうか。(2003年9/23記)(2026年9/9一部訂正)
草間彌生さんがお亡くなりに。97歳でした。長きにわたり国際的に活躍されました。お悔やみ申し上げます。 https://t.co/Vjn4EMfF2V
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) 2026年8月27日

かぼちゃ模様の菓子箱(表参道ヒルズ同潤館にて購入?)
simmel20.hatenablog.com▼9/28(金)放送のNHKスペシャル番組で世界的に活躍する画家、草間彌生さんを特集していた。若きころのアメリカでの前衛的な活動の紹介から始まって、83歳のいまも、精神神経疾患に苦しみながらも旺盛に制作に励む姿を追っていた。イギリス、フランス、アメリカにおける巡回展の模様と現地の反響も紹介していた。作品は高値で買われるらしい。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0928/(「NHKスペシャル:草間彌生」)
草間彌生さんの作品は、かつて群馬県伊香保グリーン牧場に隣接する「ハラ ミュージアム アーク」で、たまたま草間彌生特別展が催されていて、ミラー ルーム (かぼちゃ)など、いわばかぼちゃの「水玉」模様のインスタレーション作品を鑑賞したことがある。
http://www.greenbokujo.co.jp/events/museum/index.html(「ハラ ミュージアム アーク」)
また菓子箱もわがミニコレクションにあり、親しみをもっている。(2012年10/8記)















草間本人は次のように幼少期の苦労を語っている。「子どもの頃から、自殺への憧れがすごくありました。家庭環境に悩んで、幻聴や幻視にとらわれてものすごく恐ろしくて、毎日、自殺したいと願うほど追いつめられて。自殺を思いとどまらせてくれたのは、絵を描いたり、作品をつくったりすることだった。… https://t.co/Eah2TvFC07
— 桑原旅人 (@KuwaharaTabito) 2026年8月28日