女優江波杏子(1942年10/15〜2018年10/27)

 舞台でヌードを見せたという江波杏子主演の『日本人のへそ』は観ていない。1994年秋、ひょうご舞台芸術公演、山崎正和脚色・監修、宮島春彦演出のギリシア悲劇オイディプス王』(東京渋谷シアターコクーン)の舞台で王妃イオカステを演じ、最後に一糸纏わぬ肢体を見せて自害する熱演であった。亡くなったのも10月のこと。NHKBSプレミアム時代劇『小吉の女房』の祖母役は愉快であった。

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三遊亭可楽の「三方一両損」を聴く

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『ぎこちない会話への対応策:第三波フェミニズムの視点で』(金沢21世紀美術館)招待券届く

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 金沢21世紀美術館主催の展覧会『ぎこちない会話への対応策:第三波フェミニズムの視点で』が、2021年10/16(土)〜2022年3/13(日)催される。「ゲストキュレーターのアーティスト・長島有里枝が、1990年代以降に活動を始めた10作家の作品について、フェミニズムの視点から新たな解釈可能性を見出す試み」とのことである。10作家とは、岩根愛・木村友紀・小林耕平・さとうりさ・ミヨ・スティーブンス-ガンダーラ・長島友里枝・藩逸舟(HAN Ishu)・藤岡亜弥・ミヤギフトシ・渡辺豪の10人である。
 その一人木村夕紀画伯の〈存在の隠れ家〉シリーズ中の1作品を、昔こちらが東京六本木の某画廊で購入しているらしく、画廊の販売履歴に記録されているとのこと、連絡をいただいた。額装されていなかったとのことで、そのままわが家のどこかに保存してあるのだろう。作品のイメージには記憶があり、昔(そのとき)あまり知られていない作家の5万円以内の価格の作品であれば買うこともけっこうあったので、購買の事実は間違いないかと思われる。探して見つかればこの展示に間に合わせる運びであったが、失念していた。その某画廊主からこの展覧会の招待券を送っていただいた。恐縮である。金沢へは若いころ2度ほど旅している。新型コロナウイルス感染症も収束しつつあるようで、来春までに出向いてみようか。
 なお同時開催の特別展『フェミニズムズ╱FEMINISMS』の招待券まで併せて同封されてあった。忝し。

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フジテレビ系土曜ドラマ『顔だけ先生』始まる

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 主人公の遠藤一誠を演じている神尾楓珠(ふうじゅ)は、どこかで観た男優だと思ったら、NHKの傑作ドラマ『いいね!光源氏くん』でホスト役の人だったか。このドラマも荒唐無稽、支離滅裂な構成と展開の物語であるが、高校生物科教師で学年主任役が貫地谷しほりなので愉しんで観ている。『ちりとてちん』の B子が三十路になったようで、コメディエンヌとしての演技力健在、面白かった。ところで学園ドラマの教室風景といえば、いかにもありそうなバラバラの空気感を描くのがパターンで、このドラマでもそうだが、どれもバラバラの〈まとまり〉という一つの空気感で絵を作っている。しかし現実の教室にあるのは、バラバラのバラバラで、空気感も複数散らばっている、というところだろう。そこをどう演出するのか、むずかしいはずである。

 

現代詩:太田浩「秋・10月」

秋・10月                      太田浩


草むらを行けば
草の実がついてくる
細い木立の群を透けて
藍の空
灰の雲がちぎれてうごく
もう十月も終りにちかく
日曜日の小径を
ながい髪をなびかせて
おんながくる
木立のなかの赤い屋根
閉ざされた窓
葉はチリヂリに白壁をきらめかせ
あああれはピサロだったな
ひさしくお目にかからなかったな
その日
いちめんの黄金の公孫樹を仰ぎ踏んだとき
異国の町をあるいているような
夢幻の体験に襲われた
あの音楽のような悲哀は
どこからやってきたのだろう
その日はじめて
わたしは気づいたのだ
いつのまにこころのなかに住んでいたあのひとが
さながらポントワーズの風景のなかからあらわれたように
いまも

             ー『薔薇 8号 1985年january』ー

 

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