津田沼パルコ閉店とは

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 実態は別にして、パルコ(PARCO)はその街の文化的華やかさを示すアイコン的な存在であった。売り上げ実績が支えているうちは、その意味での存在価値はそれほど揺るがなかったのだが、他の大型店舗との競合に敗れつつあるとすれば、撤退の決断はやむを得なかったのだろう。残念ではある。

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NHK大河『青天を衝け』振付指導の小野寺修二の舞台

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 昨日放送のNHK大河『青天を衝け』「栄一、踊る」で獅子舞の踊りの場面があった。昔職場の同僚で、高崎線沿線のどこか出身の人がいて、亡き母君が獅子舞のファンで必ず近くまで行って見物していたとのことで、あるときの見物している獅子舞の写真(むろん白黒)を見せてもらった記憶がある。そのことを思い出した。
 スタッフ名一覧のテロップに、振付指導=小野寺修二とあった。小野寺修二演出のフィジカルシアターその他の舞台は、注目して観劇している。

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 それにしても、能指導は坂真太郎、狂言指導は茂山千五郎と、さすがNHK、贅沢な布陣である。徳川慶喜が能『知章(ともあきら)』を舞終え、面(敦盛面)をとると草薙剛であった。中世史家の呉座勇一氏は、「まさに徳川慶喜の顔」と評していた。それにしても「こんばんは徳川家康です」の語りで始まり、敦盛面使用の『知章』を慶喜に舞わせるとは、『麒麟がくる』からのバトンタッチを計算していて、にくいネNHK。ただこういう仕掛けの連発が飽きをもたらさないか否かは、これからの物語の展開次第だろう。

 



花粉症の季節:日本の科学者が仕組みを解明

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▼1966年の今日(2月20日)、免疫学者の石坂公成(いしざか・きみしげ、1925-2018)・照子(てるこ、1926-2019)夫妻が「免疫グロブリンE(IgE)」の発見を米国アレルギー学会で発表しました。

 庭に出て軽い運動をし部屋に戻ったところ、くしゃみ始まってしまった。花粉症の季節到来である。このアレルギーの仕組みを解明したのが、日本人科学者夫妻だったとのこと。本日その学会(米国アレルギー学会)発表があった記念の日であったか。

 

2月20日は「歌舞伎の日」

tenki.jp 江戸時代の2月(如月)は、いまの3月(弥生)だ。因みに「如月(きさらぎ)」の語源は、次の通り。

 

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 3月に、国立劇場にて、四世鶴屋南北作、中村吉右衛門監修『時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)』の公演がある。収容人数の半分未満のチケットが販売される。NHK大河ドラマ麒麟がくる』で最終回の明智光秀による「本能寺の変」が放送されたばかり、観劇したくもなろうというもの、3/12(金)のチケットを予約した。当日券売機引き取り。
 武智光秀(明智光秀尾上菊之助)が、どうして小田春永(織田信長坂東彦三郎)に謀反を起こすに至ったのか、大河ドラマの展開とも比較しつつ南北の世界を愉しみたい。

女のなかに男があり、男のなかに女がある

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    ミッシェル・セール著『両性具有:バルザックの『サラジーヌ』をめぐって』(叢書・ウニベルシタス)に作品「サラジーヌ」(及川馥訳)が収録されているとは予想できなかった。岩波文庫で読んでしまった。ミッシェル・セールの議論は、詩的比喩を自在に操り論じているので、その展開を辿るのに難儀してしまう。「神は過剰によってこの世を作り、バルザックは過剰な力をもってその本を書き、豊かさが幸福をもたらします。この小説は陽性のものを、プラスの記号を、探し求めます」とし、ミックスサラダについて語る。面白い。

 そしてあるとき、モラルのミックスサラダを見つけます。わたしの知る限り、モラリストたちは雑多な不統一を毛嫌いするので、ミックスサラダには我慢がならないに違いありません。わたしの知る限り、批評家たちは寄せ集めをまったく好まず、際立たないもの、異色のないものが嫌いです。ところで、このレシピにはまさに排除を排除することでした。ニンジンに好きなだけラディシュを加えなさい、どちらも大歓迎、お望みならアルティショの芯を足しましょう——つけ加える分にはなんの制限もありません。カブはキャベツを排除しません。台所から、判事の渋面やむかつきぶりを眺めなさい。中心的法のない過飽和です。結びつけるソースはなく、凝固させる成分もありません。しかしまたそれをかき回し、ぐるぐる回し、ひっくり返すものもないでしょう。ミックスサラダは普遍的な足し算、優性支配(✼優勢支配の誤記だろう)のない包摂の典型的な例です。(pp.93〜94) 

 

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コンビニのフィナンシェではセブン–イレブンのが最高

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 コンビニのフィナンシェでは、セブン–イレブンのが(むろん個人的に)最高である。昨日はチケット引き取りにセブン–イレブンに寄ったついでに、フィナンシェ3個のほかに炭火ショコラとショコラフィナンシェ2個を購入。午前中フィナンシェでコーヒーを飲んだが、さて。

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ワーグナーの楽劇『ワルキューレ(DIE WALKÜRE)』チケット引き取るも

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 3/31(火)新国立劇場・オペラパレスにて、ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』第1日『ワルキューレ』公演の予約チケットを本日セブンイレブンで引き取ったが、指揮者&海外出演メンバーがだいぶ変更となり、いささかがっかりしている。新国立劇場公式HPの連絡によれば、

……『ワルキューレ』(2021年3月11日初日)で指揮を予定していた飯守泰次郎は、昨年12月に手術を受けたため、本作品の規模を考慮し、現在の体調での指揮は困難であるとの判断から降板することとなりました。代わって、3月11日(木)・14日(日)・17日(水)・20日(土・祝)公演は大野和士が、3月23日(火)公演は城谷正博が指揮をいたします。
また、出演を予定していた招聘キャストは、緊急事態宣言の延長に伴い、新型コロナウイルス感染症に係る入国制限措置により出演が不可能となりました。これにより、出演者を以下のとおり変更して上演いたします。

ジークムント:  ダニエル・キルヒ     →  未定
フンディング:  アイン・アンガー       →  長谷川 顯
ヴォータン:  エギルス・シリンス       →  ミヒャエル・クプファー=ラデツキー
ジークリンデ:  エリザベート・ストリッド →  小林厚子
ブリュンヒルデ: イレーネ・テオリン    →  池田香織
ジークムント役については代役を調整中のため、決定次第お知らせいたします。……
「世界の主要歌劇場のワーグナー公演に出演を重ねる、最高峰のワーグナー歌手たちが一挙集結」との前宣伝だっただけに、じつに残念ではある。しかし新型コロナ感染症が未だ収束を見ていない世界の現状に鑑み、やむを得まい。日本のオペラ歌手の実力を信じよう。上演時間が5時間を越す(休憩含めて)大作、心身整え鶴首して幕開けを待ちたい。

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