わが老老介護—最終章—


 現代能楽集Ⅸ『竹取』 – カンパニーデラシネラ
 10/2(火)連れ合いの容態悪く午前中ほぼ昏睡状態なので、8月、9月に転倒し後頭部を打っていることから、慢性硬膜下血腫の可能性あるかと救急車出動を要請した。2月に続いてこれで2度目。2月は、乳腺外科通院中の江戸川病院に運ばれ入院。ランマークによる顎骨壊死ほか、一時的な病勢コントロールには奏功したものの化学療法の副作用で体が壊れかかっていた。3月〜5月は、重症歯性感染症罹患で船橋中央病院口腔外科に入院治療。今回は脳神経外科のある東船橋病院へ。すぐにCT撮影。結果説明では、硬膜下血腫でも脳梗塞でも、脳腫瘍でもないとのこと。安堵したが、担当医から認知能力の衰えあり、介護システム利用を江戸川病院で相談するよう勧められた。救急外来を引き受けてくれた東船橋病院に感謝。
 10/10(水)江戸川病院腫瘍内科予約受診。6月のCT撮影(非造影:胸部・腹部・骨盤)では画像上異常なしであったのだが、8月のPET-CTの結果,脊椎と肝臓に微小転移見つかり、直ちに分子標的薬イブランス(パルボシクリブ)をホルモン剤フェマーラ(レトロゾール)とともに服用した。予想通り、薬効出る前に骨髄抑制の副作用が出て、白血球と赤血球の値が急低下、フェマーラ単剤では効果乏しく、治療の続行は無理との判断に至り、G医師と今後の緩和治療について相談。船橋市の在宅診療クリニックで診てもらう運びとなった。江戸川病院支援センターの医療ソーシャルワーカーSさんの手配と尽力で、船橋市の介護支援センターを経由して、瞬く間に在宅診療のY医師、ケアマネHさん、訪問看護師Iさんらが拙宅を訪れ、診療と看護をしていただいている。昨日夜は、業者さんも来て次男の若い力も借りて電動ベットを設置できたのであった。
 いよいよわが介護も最終ステージまで来てしまった。10/16(火)世田谷シアタートラムでの、小野寺修二構成・演出の『竹取』の舞台を観ることが叶わなかった。貫地谷しほり出演のフィジカルシアター、どんな舞台になっていたのか、残念であった。連れ合いも遠くない将来、月に帰って行くのだろうか。
 がん撲滅サミット - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
 https://joshi-spa.jp/879555(「がんはなぜできる?みんなの誤解に苦しむがん患者達」)