昨日放送のNHK大河『青天を衝け』「栄一、踊る」で獅子舞の踊りの場面があった。昔職場の同僚で、高崎線沿線のどこか出身の人がいて、亡き母君が獅子舞のファンで必ず近くまで行って見物していたとのことで、あるときの見物している獅子舞の写真(むろん白黒)を見せてもらった記憶がある。そのことを思い出した。
スタッフ名一覧のテロップに、振付指導=小野寺修二とあった。小野寺修二演出のフィジカルシアターその他の舞台は、注目して観劇している。
それにしても、能指導は坂真太郎、狂言指導は茂山千五郎と、さすがNHK、贅沢な布陣である。徳川慶喜が能『知章(ともあきら)』を舞終え、面(敦盛面)をとると草薙剛であった。中世史家の呉座勇一氏は、「まさに徳川慶喜の顔」と評していた。それにしても「こんばんは徳川家康です」の語りで始まり、敦盛面使用の『知章』を慶喜に舞わせるとは、『麒麟がくる』からのバトンタッチを計算していて、にくいネNHK。ただこういう仕掛けの連発が飽きをもたらさないか否かは、これからの物語の展開次第だろう。
【#青天ナビ】
— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」2/14スタート! (@nhk_seiten) 2021年2月21日
慶喜が舞った能は #知章(ともあきら)という曲目。慶喜を寵愛した将軍・家慶は手を携えて所作を教え、慶喜が知章を舞ったという史実が残っているんです。その姿は本当の親子のようだったとか。#青天を衝け#第2回#栄一踊る