フィジカルシアター『椿姫』観劇



 昨日3/31(木)は、東京両国のシアターΧ(カイ)で、小野寺修二演出、カンパニーデラシネ公演『椿姫』を観劇した。ダンスとマイム中心で、わずかの台詞も交えた、いわゆるフィジカルシアター(physical theater)の舞台。小野寺修二演出の舞台は、2013年7/5池袋の東京芸術劇場プレイハウスでの『シレンシオ』(原田知世出演)を観ている。また、昨年10/15東京渋谷Bunkamuraシアターコクーンで観た、赤堀雅秋演出の『大逆走』(吉高由里子出演)では、ステージング・ディレクターとして小野寺修二が参加していて、かつての舞踏を思わせる場面は印象的であった。
 http://simmel20.hatenablog.com/entry/20130705/1372994276(「首藤康之のダンスを楽しむ:『シレンシオ』2013年7/5])
 http://simmel20.hatenablog.com/entry/20151015/1444897680シアターコクーンで『大逆走』観劇:2015年10/15」)
 前日の睡眠不足もあり、変形性膝関節症と仙腸関節症の痛みが、整形外科病院から出してもらったセレコックス錠では鎮静せず、鑑賞の余裕を欠いていた。いつものように通路側に坐ったのだが、席との間に段差があり、脚を投げ出せないのにも弱った。
 椅子に坐る5人の女性ダンサー=娼婦たちのダンスから、舞台は始まった。ピナ・バウシュPina Bausch)の影を感じた。展開も躍動的、最後まで女たちの嘲笑の声がくり返される。小道具の椅子が、各人の居場所を暗示するように効果的に使われる。しかし物語のイメージがどうも湧いてこない。最後息絶えたヴィオレッタの周りにいくつもの深紅の椿が投げ入れられるところは、美しく、それなりに感動的ではあったのだが。
(わが庭の椿、春山茶花」)