落語と宝塚:谷正純作・演出『なみだ橋 えがお橋』(2003年9月 月組宝塚バウホール公演)

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古典落語の身投げが噺の発端となっている「身投げ屋」、「星野屋」、「文七元結」、「おせつ徳三郎」、「辰巳の辻占」の5編を中心に構成した人情喜劇。※本編前後に解説付き。 コメントゲスト:月船さらら


【身投げ屋】http://ginjo.fc2web.com/210minageya/minageya.htm
【星野屋】http://ginjo.fc2web.com/142hosinoya/hosinoya.htm

文七元結(もっとい)】http://ginjo.fc2web.com/54bunsiti_mottoi/bunsitimottoi.htm
【おせつ徳三郎(下)】http://ginjo.fc2web.com/62katanaya/katanaya.htm
【辰巳の辻占】http://ginjo.fc2web.com/195tatumino_tujiura/tatuminotujiura.htm
 噺のプロットは取り込んでないが、佐平次という男も登場しているので、
居残り佐平次http://ginjo.fc2web.com/005inokori/inokori_saheiji.htm

 月組男役トップの霧矢大夢体調不調のため、主役の大店の若旦那徳三郎役を月船さららが演じた舞台。6/26(月)夜10:00〜時代劇専門チャンネルで放送。娘役の遊女十六夜役は城咲あい。驚いたのは、文七という男役を演じていたのが、『エリザベート』のトート閣下で魅せられた明日海りお、まだ研修生の頃の抜擢、片鱗を示していた。
 落語由来で、身投げ心中の女が大きな石を川にぶん投げてごまかしたり、女=十六夜お登勢)の家の宗旨が法華経で「南妙法蓮華経」とお題目を唱える傍で、男(徳三郎)が浄土系で「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えて橋の欄干から飛び込もうとする件(くだり)はおかし過ぎて笑いっぱなし。月船さららの男っぷりはなかなかのもの、見惚れてしまった。
 フィナーレは「ええじゃないか」の乱舞、騙したり騙されたり、ひどいこともあればよいこともある、それが人生くよくよせずにしたたかに、ええじゃないか、ええじゃないかと登場人物踊りまくる。「ええじゃないか」の集団パフォーマンスは、京都発祥か東海地方(豊橋)発祥かはともかく、幕末の西の方の騒動で江戸を舞台とはしていないが、宝塚らしい華やかな群舞で幕を下ろした。主演の月船さららさんも、ゲストコメントで、いちばん好きなシーンとしてこのフィナーレ「ええじゃないか」の群舞をあげていた。なお棟梁のことを「とうりょう」と読んでいたが、落語では「とうりゅう」と読む。落語を元にしているので、「とうりゅう」にしてほしかった。

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