2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

近松座・青山劇場公演

昔、坂田藤十郎(当時二代目中村扇雀)主宰の近松座公演をこどもの城・青山劇場で2回観劇している。『心中天の網島』(1986年3月)と、『百合若大臣野守鏡(ゆりわか)』(1987年5月)である。『百合若大臣野守鏡(ゆりわか)』の舞台で、中村智太郎(府内…

後藤浩輝騎手を悼む

JRA後藤浩輝騎手が自殺はてなブックマーク - JRA後藤浩輝騎手が自殺 レースでの騎乗ぶりはもちろん、TVの競馬放送でのゲストトークも滑舌よく明快で卓抜、楽しめるものであった。謹んでご冥福を祈りたい。

さよならはタンスの後に

大塚家具、父娘が「解任」し合う激しい応酬 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイトはてなブックマーク - 大塚家具、父娘が「解任」し合う激しい応酬 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 新世代リ…

二.二六事件と昭和天皇

二.二六事件のときの蹶起軍に対する昭和天皇の揺るぎのない対応については、昨年11/27に亡くなった評論家・思想史家、松本健一氏の『三島由紀夫の二・二六事件』(文春文庫)の次の記述で、あるイメージをもっていた。 ……二・二六のさい、天皇は「デクノボー…

「アパルトヘイト」問題

産経新聞、曽野綾子のコラムがすごい。移民受け入れを進めろと言いながら居住区は人種で分けた方がいいと。スラム作る気満々としか、、 pic.twitter.com/uDF4zykOaM— yuuki (@yuukim) 2015, 2月 11 ちなみに、エリック・アスラナーの「米国および英国におけ…

福寿草と梅の花—永田耕衣の句

わが家の庭の福寿草と白梅が花を咲かせた。ようやく春近しとはなったか。歌人の永田和宏さんとの「永田」つながりということでもないが、春陽堂俳句文庫の『永田耕衣—自選三百句』をひさしぶりに捲ってみた。 母の死や枝の先まで梅の花 『驢鳴集』(S27) 厄…

永田和宏『現代秀歌』(岩波新書)を読む

永田和宏『現代秀歌』(岩波新書)を読んだ。現代歌人100人の100首を選び、作品に即して解説と著者自身の感慨を付けて展開しているので、一気に読了というわけにはいかない。とくに太字で掲げられた歌については何度も読み直しながら進めるので、新書とはい…

松陰の辞世と安倍総理

「「安倍は右翼だ」とか「ヒトラーだ」とかいって騒ぐ野党が、彼の引き立て役になっている」ってのは確か。あんな凡人以下を、強大な悪のように祀り上げ、イメージづくりに協力しなくても良いものを。/憲法改正という蜃気楼『安倍政権は本当に強いのか』htt…

〈負け組〉のエネルギー

NHKの朝ドラ『マッサン』で、北海道余市はりんごの生産で有名であり、その源は、明治の時代に新政府から追われて移住を余儀なくされた旧会津藩士たちが栽培したものであることを、初めて知った。いわば〈負け組〉が勁草として放つ強いエネルギーを思わせる。…

今年初重賞R的中「京都記念」

今年初めての重賞レース的中。東京競馬場11Rの「共同通信杯」は、軸馬をアヴニールマルシェとダノンメジャーとして7点流して完敗。勝った矢作厩舎のリアルスティールには注目したが、けっこう人気があって避けたのがまずかった。 残りの300円で、京都競馬場1…

他山の石以て玉を攻むべし

【オチ何回あんの!?】チャック全開の女性と会社員を巡る漫画に終止笑いっ放し。 - feelyはてなブックマーク - 【オチ何回あんの!?】チャック全開の女性と会社員を巡る漫画に終止笑いっ放し。 - feely 絵がなかなか出てこないが、待つべし。

博多土産のめんべい

2/9(月)に九州太宰府より客人あり。土産に山口油屋福太郎のめんたいせんべい、めんべいをいただいた。あまり期待せずに食べてみたところ、これがとても旨い。辛味とわずかな甘味とのバランスがじつによい。それほど固くもなく、細かく割って食べれば噛みや…

〈反抗期〉の日本

本日のFacebookに、現在中東某所に滞在中との池内恵(さとし)氏の投稿が載っていた。なるほどイエメンでの政変について、あまりことの重要性を認識できなかった。テレビのレギュラーコメンテーターの発言など聞き流しているが、中東情勢に関しては池内恵氏…

重力/Noteの『人形の家』観劇

(横浜土産の華正楼の肉まん&崎陽軒の焼売) 2/7(土)午前11:00〜、重力/Note公演『人形の家』を観劇した。場所は、横浜市の横浜人形の家・あかいくつ劇場。4F入口近くのロビーには、ケースの中に人形たちが並んで納まっていた。『人形の家』上演にふさわ…

葉山修平『かもめ狂想—山中葛子句集『かもめ』に和す—』(龍書房)

(カバー絵:高橋甲子男) 葉山修平『かもめ狂想—山中葛子句集『かもめ』に和す—』(龍書房)が上梓された。400句ほどの句の中から、三十六句の歌仙の形式を踏まえた二十四句俳諧としての〈胡蝶俳諧〉にふさわしい作品を選び、俳諧であるから12句は上句・下…

おやおや〈自由からの逃走〉か

NHK・NEWSWEB2/5によれば、「日本人大学生 シリアへの渡航を計画」とある。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150205/k10015252471000.html (「NHK・NEWSWEB2/5」) 池内恵(さとし)東大准教授の「読売新聞(YOMIURI ONLINE)」2/4のインタビュー記事「…

今年はこの二人を買う!

新騎手にイタリア・フランス人…外国人で初合格 - BIGLOBEニュースはてなブックマーク - 新騎手にイタリア・フランス人…外国人で初合格 - BIGLOBEニュース 重賞レースであまり注目されていない馬に、この二人(M.デムーロ&ルメール)のどちらかが騎乗したと…

ひさしぶりに「虹色の湖」

1/29(木)テレビ東京の「木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜」で、たまたま中村晃子さんの「虹色の歌」を聴くことができた。昔のわがアイドル歌手。懐かしかった。 http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/21873_201501291958.html (「木曜8…

哀悼:二人の死

後藤健二さんの本を読み、彼の言葉を探した。後藤さんは、強い信念と高い志を持った人だったことがわかる。とてもかなわない。そんな後藤さんの死はとても悲しい。悲しいけれど、死者を比べることなんて愚かだということはわかった上で、なお、ぼくには湯川…

「to contend」と「Harb」

2/1(日)夜9:00〜10:54にBS・TBS「週刊BS-TBS報道部」のトップストーリーで、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)の著者池内恵(さとし)東大准教授がゲストに登場、(死者への哀悼の意を表してから)「イスラーム国」の今回の行動について解説していた。推…

高橋弘希『指の骨』(新潮社)を読む

高橋弘希『指の骨』(新潮社)を読了。1979年生まれの作家の戦争文学ということで購入。作者の戦争体験の有無など気にならなくなるほど筆致に迫真力あり、感心させられた。南太平洋のどこかの島の野戦病院を主とする場所で、負け戦の過程で次々戦死・病死し…