『千葉文芸』のこと

 なんじゃもんじゃの木のことから、亡き畏友鴻みのる氏のことを偲び、「なんじゃもんじゃの日常」という短いエッセイが読みたくなった。掲載されている『千葉文芸』のバックナンバーを探した。この文藝紙は、タブロイド版よりやや小さいサイズで、4頁の新聞タイプのもの。ともにすでに泉下の人である庄司肇氏と宇尾房子氏が編集、「千葉文芸の会」が3年間で30号まで発行し、2003年8月に終刊している。ジャンルにこだわらない編集方針で、個性ある寄稿者らの充実した小品群が掲載され、輝きを放っていた。
 鴻みのるさんの「なんじゃもんじゃの日常」は、終刊号に掲載されていた。

⦅写真(解像度20%)は、東京台東区の公園に咲く、なんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)の花。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆