元カレ・元カノとしての東京タワー

 
 昨日5/12(土)は、東京タワーに登った。前に登ったのはいつのことであったのか記憶は定かではない。腹ごしらえを、その真下にある「とうふ屋・うかい」東京芝店でしていった。赤羽橋駅下車、芝公園じょうや坂を昇ったところにある。広い(2000坪とのこと)深緑の庭園の奥に純和風の建物があり、中に入れば、玄関ロビーは秋田の造り酒屋の柱と梁をそのまま持ってきたそうで、酒しぼりの酒槽と仕込み大樽までインテリアとして置かれている。部屋は数寄屋造りで、1F・2Fどの部屋も庭が見渡せる配置になっているとのこと。NHK大河ドラマ主演のM.Kと女優のKとが結婚前、ここで会食したとの芸能ネタも客の一人からきかされた。新進気鋭の弁護士Y氏のごっつあん企画であった。生ビールのジョッキを空けてから、「久保田・万寿」の冷酒を一合いただいた。

 http://www.ukai.co.jp/shiba/(「とうふ屋・うかい:東京芝店」)
 東京タワーからの眺望は、碧空の下予想以上に心躍るものであった。ガラス越しに東京スカイツリーを見晴るかし、これからの東京の行末をぼんやりと想った。昔文藝評論家の故磯田光一氏が季刊文藝誌『蝶』第2号:1973年春(ニトリア書房)に載せたエッセイ「東京タワー寸感」を思い起こした。本日書庫で発見、紹介しておこう。東京スカイツリーには、東京タワーのこのような象徴性は希薄であろう。


⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町に咲きはじめた、ライラックの花。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆