www.tv-tokyo.co.jp 前にBSテレ東で放送したシリーズの地上波での再放送との、『サイレント・ヴォイス』（テレビ東京・金曜８時）は、行動心理捜査官とかいう職位の楯岡絵麻を栗山千明が演じていて、取調室でまるでクラブのホステスのような振る舞いで捜査を開始し、次第に油断した強者の容疑者の犯罪への関与を暴き出すというパターンの刑事もの。面白い。昨日の第３話は、女霊能者（堀内敬子）とのなかなか知的スリルのある対決で、引き込まれた。なんといっても、栗山千明の美貌が魅力、それに第３話ではミニスカートで脚を組んでの取調べ、思わず息を呑んだ。そして事件が解決すると、クールで聡明なこの捜査官が、居酒屋でひとりの婚活中の女の子に戻るという落差が爽快で、観た後の印象が悪くないのである。
新しい第２シーズンがすでにBSテレ東で放送開始されているという。
ところで、行動心理捜査といえば、江戸川乱歩の「心理試験」を思い起こす。うそ発見器の裏をかいた容疑者の作為を、名探偵明智小五郎が見破ってしまう展開の作品。あらためて、わが所蔵の江戸川乱歩の『犯罪幻想』（東京創元社 限定1000部著者直筆署名入り）を眺めて楽しんだ。
