嵐リーダーの『鍵のかかった部屋』(フジテレビ月9再放送)は面白い

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 昔少年時代に、江戸川乱歩の『探偵小説の「謎」』を読んで、海外推理小説にはいろいろな密室トリックの作品があることを知り、(その後、関心は文学系に移りハヤカワ・ミステリ文庫を何冊か眺めたのみであったが)大いに知的刺激を与えられたものであった。
 この再放送の月9ドラマは観ている。NHK朝ドラ『スカーレット』のヒロインの陶藝家を演じた戸田恵梨香のドラマは初めてと思い込んでいたところ、この再放送ドラマですでに馴染みであったとは驚いた。『スカーレット』を観ていて、何となくデジャヴの印象はあったのである。『鍵のかかった部屋』では、新人弁護士青砥純子役を演じていて、さすがに可愛い。密室トリックを見破る鍵の専門家榎本径役は、嵐のリーダー大野智、こういう変人ぽい役どころはピッタリである。純子弁護士の上司の芹沢豪弁護士役に、佐藤浩市、俗物だが憎めない人のよさをもった中年男の味を出していて愉快。3人のアンサンブルはいい雰囲気を醸し出していて、2度目ではあるが愉しみ。

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