『はぐれ刑事純情派』は安浦ユカ役の小川範子推しで、毎回放送を見ていたが、今回の『はぐれ刑事三世』はどうか、あまり期待はしていないが、観るつもり。落語家の立川談春が出るというのも面白いが、原田泰造演じる捜査一課刑事・浦安吉之とバディを組む女性刑事仁城華子役に内田理央というところに興味が湧く。じつはこの女優出演のテレビドラマも映画も観たことはない。鶯谷の知る人ぞ知る幻想・エロス系の古書店Doris探訪の映像で知ったのであった。この方面のオタクであったのか。名前をしっかり〈保存〉しておいた。
WOWOW放送の『FBI：特別捜査班』が終了し、ロス状態である。シーズ２があるらしいので、来年放送を鶴首して待ちたい。『CSI: ニューヨーク』で出ていた女優セーラ・ウォードが主役バディの上司役で出演していたのも愉しかった。最終回辞職したので、シーズン２では観られないと寂しいこと。主役の二人、マギー・ベル刑事（ミッシー・ペリグリム）とオマル・アドム“ＯＡ”ジダン刑事（ジーコ・ザキ）ともに、人生における深い傷を負っていて、時には捜査の過程でも憤怒の感情が暴発しそうにある。状況によって立場が逆転するも、二人は互いに相手に自重と抑制を求める場合がある。決してスーパーマンの刑事ではない。犯罪者に正義のお説教などはしない。ただ法的秩序を守ろうとするのみである。しかしその際にさりげない優しさが行動に出たりする。そういうところが魅力的である。
