ヤマカガシとアシナガバチ—共存か駆除か


 http://www.sankei.com/west/news/170730/wst1707300048-n1.html(「産経WEST:ヤマカガシにかまれたときの対処法は?」)
 ヤマカガシは、昔奥秩父の谷津川河畔でしょっちゅう見かけたものだ。赤と黒の斑模様が印象的であった。西の地域では緑色とは、はじめて知った。カエルを呑みこんでいる現場も間近で観察している。毒蛇であるが、性質はおとなしいらしく当地でも噛まれたという話は聞いたことがなかった。「敬して遠ざける(?)」接し方がよいのだろう。下記昆虫学者のTwitter記事に共感する。
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丸山宗利ω『昆虫こわい』:私が言いたいのは、ヤマカガシは深く噛まれるとたしかに危ない。毒蛇だという認識を持つべきである。しかし、基本的に噛まれるのは不用意に掴んだ時だけで、マムシみたいに反射的に飛びついてくることはまずない。そういうわけで、危険な印象ばかりが広まり、見つけ次第殺すようなことはやめて欲しい。( 7/30 )
 ところでわが家の二階ベランダに、アシナガバチが巣を作ってしまった。かつて庭の灌木の下に作られたこともある。家の前の道路は小学生の集団通学路でもなく、また樹木が遮り隔たった空間に位置していることもあり、そのまま〈放置〉することにしている。アシナガバチの刺し針も相当な毒をもっているらしいが、性質は攻撃的ではなく、巣に〈超接近〉しない限り、スズメバチのように襲ってくることはない。ただ、アシナガバチを餌とするヒメスズメバチが嗅ぎ付けて襲来するのだけは、警戒したい。