犀星忌

(葉山修平『小説 室生犀星』冬樹社 1980年5月)

(葉山修平『処女出版ーそして室生犀星』龍書房 2013年11月)

(現代詩読本『室生犀星思潮社 1979年2月)

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ウィーン国立歌劇場来日公演(1986年4/10)楽劇『トリスタンとイゾルデ』の観劇記録

1986年4/10(木)NHKホールにて。
指揮:ハインリッヒ・ホルハイザー
演出:アウグスト・エファーディング

舞台監督:リヒャルト・ブレッチャッハー
ゾルデ:ヨハンナ・マイヤー(マイアー)
トリスタン:ゲルト・ブレンアイス
マルケ王:テオ・アダム
クルヴェナール:フランツ・グルントヘーバー
メロート:ハインツ・ツェドニク
ブランゲーネ:トルデリーゼ・シュミット ほか
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団

 

混声合唱団コール・ミレニアム定期演奏会「ドイツ・レクイエム」ほかを聴く(3/23 東京芸術劇場コンサートホール)

 

中平卓馬ほか稀覯本の写真集は蔵書整理で買取ってもらった

 中平卓馬写真集を含めて、昨年蔵書整理の第1弾、第2弾として、まんだらけ中野ブロードウェイ店で買取ってもらった。第1弾は4冊35万円、第2弾は9冊12万円が買取り価格。第1弾4冊35万円、30万円を超えているので、今年の確定申告で雑所得の申告が必要かと思っていたところ、本は生活の必要品なので1回買取りが30万円を超えていても不要だとわかった。ありがたい。ただ定期的にあるいは頻繁に買取ってもらっていれば副業とみなされ、1年で20万円を超えれば課税対象となるそうだ。中平卓馬の写真は、もう港から見送った船である。(積極的に)眺めることはあるまい。

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(3/16誕生日の)ベルナルド・ベルトルッチ監督作品では『殺し』がいい

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 『殺し(La Commare Secca=干からび枯れたおばさん)』は、ベルナルド・ベルトリッチ監督作品だが、原案はパオロ・パゾリーニである。もともとベルトリッチはパゾリーニ監督のもとで助監督をしていた。この映画は好きな作品で、昔たしか文京区千石の三百人劇場で観た記憶がある。イタリア文学者の米川良夫氏は、上映パンフレットで両監督を比較して論じている。

 ともあれ、パゾリーニがみずから監督・撮影していたならば、死を正面に据えてまともに描くものになっていたはず(パゾリーニの証言)の原案から、ベルトリッチは死をまさに「時の流れ、物が朽ち果てる有様」として、あるいはまた「カットのつなぎ、印刷のスペースのような空虚な時間」(インタビュー)として描き出している。つまり、ベルトリッチによれば、彼はパゾリーニのように死を悲劇(とりわけギリシャ悲劇におけるような)としてではなく、「日常の中断、物事の表面をかすめる軽い出来事として」示そうとしたのだった。(p.7) 

3月15日を警戒せよ(Beware the ides of March.)

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▼英国ヤング・ヴィック・シアター・カンパニーの来日公演、
『 JULIUS CAESAR』で(2000年11月東京グローブ座)は、古代ローマの浴場の場面で、男優らがフルヌード、シェイクスピアの本場の〈迫力〉に感動した思い出がある。

 

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▼1977年1月東横劇場での劇団俳優座公演、増見利清演出『ジュリアス・シーザー』の舞台を思い出した。加藤剛がブルータスを、河原崎次郎がシーザーを、仲代達矢がアントーニアスを演じている。