新鋭監督(太田真博)の劇場長編映画公開

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natalie.mu■ 根本卓也(音楽家)コメント
太田真博監督「エス」に寄せて 普通の人間が、「異物」となったある男を巡って、ごく当たり前の反応を繰り広げる。 そんな、何のドラマもなさそうな設定なのに、ちっとも淡々としていない。 生々しいというのとも違う。でも、すごく「リアル」だ。 平々凡々とした日常を、予期せぬ出来事で崩された人々が、 それを取り戻そうとするために、どれだけ残酷になるか。 「トモダチ」ですら、彼(エス)を案じているかのように語りながら、自分のことばかり 考えている。 監督は、それを責めない。 赦すでも、冷笑するでもなく、「そのようなものとして(as it is)」描きだす。 映画を観る、あなたの写し鏡として。

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