市川猿翁(三代目市川猿之助)追悼

www.asahi.com▼68年4月、国立劇場で演じた「義経千本桜 川連法眼館」の狐忠信で、客席の上を飛ぶ宙乗りに挑み、大きな話題を呼んだ。▼

 1968年4月のこの舞台は、母のお供で観劇している。通し狂言義経千本桜』の第一部が3月に上演され、第二部が4月に上演されたのである。

第二部では、三代目市川猿之助は、佐藤四郎兵衛忠信・源九郎狐・横川禅司覚範実は能登守教経役で出演していた。

1978年7月歌舞伎座にて、『市川猿之助奮闘:七月大歌舞伎』夜の部公演、四世鶴屋南北作『獨道中五十三駅(ひとりたび五十三つぎ)』を、これは「独り」で観ている。南北劇とワーグナーの楽劇は好きなのだ。