水田洋(名古屋大学名誉教授)訳でアダム・スミス『国富論』は学んだ

www.nikkei.com 水田洋(ひろし)氏の翻訳&著作で、アダム・スミスの『国富論』、そしてイギリスを中心とした社会思想史を学んだ。

国富論』は、周知のように退屈な歴史記述のところ多く、これを思想史家の高島善哉(ぜんや)が整理編集した全2冊の『SELECT CHAPTERS AND PASSAGES FROM THE WEALTH OF NATIONS』(同文館出版)を、むろん辞書を引き引き、河出書房刊『世界の大思想』14&15『国富論』(水田洋訳)を参照しながら、1年かけて読んだのは我ながら自慢できる(?)数少ない本格的な勉強(体験)であった。

(「VOLUME」 Ⅱの最後。完読の証し)

 ほかに水田洋氏の翻訳では、フランツ・ボルケナウの『封建的世界像から市民的世界像へ』(みすず書房)が知的興奮を覚えた思想史の古典である。ブログのためこの本を探したが、見つからない。前にカール・マンハイムの著作とともに撮った書影を再掲したい。

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 なおご令室の水田珠枝さんの『女性解放思想史』(筑摩書房)も、わが愛読書である。

 

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