舞台のアドルフ・ヒットラー(ヒトラー)

 CEDARの『わが友ヒットラー』のこの舞台、観る機会を作れなかったが、知る限りではなかなかの出来だったらしい。残念。三島由紀夫作『わが友ヒットラー』は、1975年6/20東京新宿の紀伊国屋ホールにて観劇している。恩師の社会学者、亡き安田三郎先生とご一緒させていただいての芝居見物であった。終演後安田三郎氏、「あのヒットラーはどうもイメージが違うな」と感想を述べていたことを覚えている。
 作品としては『サド侯爵夫人』に及ばない、と思っている。

 

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 新宿の新宿ミュージック劇場・渋谷の道頓堀劇場にも招かれていたらしい、藝術性よりもエロ度強調の関西発の劇団シアター・スキャンダル(玉井敬友主宰)公演『ハイル・ヒットラー』の舞台を、たしか六本木・自由劇場で観ている。お目当ては、脱ぐ若き女優高杉かほりであった。しかし記憶では、(劇団の活動が評判になりすぎて)この女優がじつは女子高生であることが発覚し、舞台に出ることはなかったのであった。