堂本正樹さんを悼む

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 演劇評論家・劇作家・演出家の堂本正樹氏に関して、わがブログで触れたのは2012年12/27「美輪(丸山)明宏の舞台回想」で、1回のみか。ご冥福を祈りたい。


天井桟敷」の『毛皮のマリー』が1983年6月、PARCO西武劇場で再演された。この年5月に原作者の寺山修司が亡くなって、追悼公演となった。演出は、鈴木完一郎、演出補は原田一樹。「天井桟敷」の若松武が参加している。このとき丸山明宏ではなく、美輪明宏と改姓されている。堂本正樹は、能の『三輪』であれば、「本来の男の三輪の神が女として現れ、しかも女の衣装ではなく、男の装束を着ている」ところから、「この男女両性の複雑を極めた混交は、まことに明宏にふさわしい姓かもしれない」(同公演パンフレット)としている。面白い。

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