今日は江波杏子さん誕生日。邦画衰退期に現れた「遅れてきた映画女優」。日本人離れしたエキゾチックな美貌と抜群のスタイルを「ガメラ対バルゴン」「鯨神」や女賭博師で披露、大映倒産後の「津軽じょんがら節」は演技派として高く評価されました。遺作「娼年」も変わらぬ美しさ。カッコいい人でした。 pic.twitter.com/sYOXp81rwX
— 阿乱隅氏 (@yoiinago417) 2021年10月14日
舞台でヌードを見せたという江波杏子主演の『日本人のへそ』は観ていない。1994年秋、ひょうご舞台芸術公演、山崎正和脚色・監修、宮島春彦演出のギリシア悲劇『オイディプス王』(東京渋谷シアターコクーン)の舞台で王妃イオカステを演じ、最後に一糸纏わぬ肢体を見せて自害する熱演であった。亡くなったのも10月のこと。NHK・BSプレミアム時代劇『小吉の女房』の祖母役は愉快であった。
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