



今回の役は、郷家暁子さん(ローラ)と対照的に地味めの衣装でいつものイメージと異なりますが、演奏・演技が大きく感動させることは変わりありません。村上公太さん(トゥリッドゥ)との二重唱は期待を裏切らず、痺れました。
— 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2026年2月14日
1F席にけっこう空席があったような印象(2/13観劇)でしたが、圧巻の舞台、演奏でしたので、そこが惜しいところ。今後の広報活動の強化を期待します。
— 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2026年2月16日
2/13(金)桜待ちわびる人も多い上野の東京文化会館大ホールで、ピエトロ・マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』とルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲『道化師(パリアッチ)』いわゆる『カヴァ・パリ』を観劇。ダミアーノ・ミキエットの演出は、この二作の、現実の事件に題材を求めた、「緊迫した感情表出や暴力シーンには急激な緊張の高まりが必須で、テンポの変化など予測不能な音楽的展開が要となる」ヴェリズモ・オペラを、南イタリアのある一つの村を共通の場にした一連の物語として構成している。パン工房がそれぞれの登場人物が交錯するところとなっていて、それぞれの作品に演奏されるインテルメッツォ(間奏曲)で、互いの作品の登場人物が出てくる仕掛け。いわば小説『わが街』ならぬオペラ『わが村』である。
時制上の問題としては、『カヴァレリア』は、トゥリッドゥ(村上公太)が、アルフィオ(大川博)との決闘で刺殺されて倒れ、母ルチア(小林紗季子)が悲嘆に暮れていて、多くの村人たちがそれを見守っている静止の状態で始まった。そこからの回想、あるいは語り手の物語りというという展開形式。では『道化師』、その村に芝居興行でやって来た一行のひとり、親方俳優カニオ(下村将太)の妻、女優ネッダ(中川郁文)とパン職人シルヴィオ(又吉秀樹)の秘めたる恋はどの時間で始まっているのか、つまりこちらは(演劇本来の)現在進行形の物語なのである。休憩時間に観客は切り替えなければならないわけだ。やはり別々の作品として鑑賞したほうがよいだろう。
アリア「衣裳をつけろ」は圧巻の演奏でした。絶望と憤怒、それでも道化役者として務めを果たさなければならない哀しみ、人生がありましたな。Bravo!
— 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2026年2月13日
ありがとうございます!
— 下村将太/テノール (@Shimomu_Tenore) 2026年2月14日
カニオのような心情は共感できるところがあります。楽しいことばかりではない人生、そんな時も舞台に上がらなければならない。表現者の宿命ですね…。このアリアを書いてくれたレオンカヴァッロに感謝です!
カニオ主宰のコンメディア・デッラルテの道化芝居にはアルレッキーノが登場する。わが所蔵の、ヴェネチアの仮面職人が制作したアルレッキーノ面眺めなおした。コンメディア・デッラルテ形式の道化芝居は、1979年3/19 ミラノ・ピッコラ座の来日公演を新宿文化センターで観ている。
