千葉県佐倉市在住のフリーランス・ライター中川三郎さんの『竹栖譚 洛南橋本遊郭写真・小説集』が8/1刊行とのこと。1960年代反安保運動挫折の後、西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」が支持されたが、慶應大学の全共闘活動家であった中川さんは、闘争の終息後、つげ義春の「ゲンセンカン主人」にのめり込んだらしい。個人的には、つげ義春作品で印象的なのは断然「紅い花」であるが。因みに、本日7/24は、1964年7/24漫画雑誌『ガロ』が創刊されたことを記念して、「劇画の日」とされている。
さてこの写真・小説作品集では、三田文学賞佳作に選ばれた同誌掲載の作品を柱とし、ほかの『三田文学』および『早稲田文学』掲載の作品などをまとめたものである。