野良猫には参る

 本日朝NHKあさイチ』を替えて覗いたフジテレビ『とくダネ』の情報コーナーで、京都哲学の道と千葉県袖ケ浦市袖ヶ浦公園の野良猫問題を取りあげていた。京都哲学の道の状況については、関西テレビの『ゆうがたLIVEワンダー』で、4/27(月)に「悩める京の町 ”野良猫エサやり禁止条例”」という特集を放送している。
 http://www.fujitv.co.jp/tokudane/index.html(「フジテレビ『とくダネ』」)
 http://www.ktv.jp/wonder/17pm/2015_04_27.html(「関西テレビ『ゆうがたLIVEワンダー』」)

 京都の哲学の道に野良猫が増え過ぎ、名刹の庭園まで含めて糞尿被害に困っているとのことである。エサをやる人がいるため、集まってきて子供を産んで数が増えてしまったのである。そこで京都市は、『動物との共生に向けたマナー等に関する条例』(通称”エサやり禁止条例”)を制定し、4月から周辺住民にとって迷惑な野良猫へのエサやりに対して、違反者に5万円以下の過料、違反金を科すことを決めたところ、反発する意見多く、条例の施行時期を4月から7月に急遽変更することにしたとのこと。哲学の道を歩きたくなくなった。とくに夏の猫の糞の臭いは、ひどいものである。わが家の庭でも、ここ数日でもう3回も置き土産にされていて、参っているところである。
 いっぽう千葉県袖ケ浦市袖ヶ浦公園は、捨て猫が多いのだそうである。つい最近、猫2匹を捨てようとした夫婦が「動物愛護法」違反容疑で木更津署に書類送検されている。
 http://animal-channel.net/?p=2272(「動物まとめ速報:千葉県袖ケ浦市袖ヶ浦公園」)
『とくダネ』でレポートしていたが、袖ケ浦市でのTNR運動の取組みには注目したい。TNRとは、T=Trap(捕獲すること)・N=Neuter(不妊手術)・R=Return(元の場所に戻すこと)の三つの実践を意味する。これは支持できる活動である。その努力に敬意を表したい。
 https://www.doubutukikin.or.jp/trn/story(「さくらねこ♥TNRとは:どうぶつ基金」)
 http://chibawant.exblog.jp/20354668(「TNR一斉手術in千葉県袖ケ浦市」)

⦅写真は、東京台東区下町民家の百日紅サルスベリ)。小川匡夫氏(全日写連)撮影。コンパクトデジカメ使用。⦆