〈ヴィジアル系〉ピアニストのユジャ・ワンを聴く

 毎日曜日夜(午後9時〜11時)NHK放送の『クラシック音楽館』は、時おりつまみ食いのように視聴している。2/15には、パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団演奏による、ブラームスの「交響曲第1番」(2014年12/10、於東京オペラシティーコンサートホール)をひさしぶりに聴いた。昔LPのブルーノ・ワルター指揮『ブラームス交響曲全集』をよく聴いていたことを思い出したが、この演奏はだいぶ印象が違っていた。拡大された室内楽の演奏ともいうべき展開、最後まで引き込まれた。パーヴォ・ヤルヴィは、この9月からNHK交響楽団の首席指揮者に就任するらしい。
 http://www.nhkso.or.jp/news/1314/(「N響ニュース2012年7/6」)
   
 3/8は、NHK交響楽団の定期演奏(2014年12/17、於サントリーホール)の放送で、シャルル・デュトワの指揮。ラヴェルの「ピアノ協奏曲」を聴いた。ピアノが、ユジャ・ワン(Yuja Wang)。シースルーの衣裳で、音の美しい乱舞にも驚いたがそのヴィジアル性にも魅せられた。放送上のアンコールの「プラスワン」では、ユジャ・ワン演奏、スクリャービン作曲「幻想ソナタ」(2013年4/17、於トッパンホール)を聴かせてくれた。半分肩出しファッションで、こちらも官能的。楽しかった。
 http://www.kajimotomusic.com/jp/artists/k=82/(「ユジャ・ワン」) 

⦅写真は、東京台東区下町T公園のユキヤナギ(雪柳)。小川匡夫氏(全日写連)撮影。コンパクトデジカメ使用。⦆