学者の仕事


 http://www.dev-neurobio.med.tohoku.ac.jp/ja/(「東北大学大学院大隅研究室」)
 山中伸弥京都大学教授の「ノーベル生理学医学賞」受賞の理由は、ここで大隈典子東北大学教授が書いているように、「体細胞のリプログラミング(初期化)による多能性獲得の発見(for the discovery that mature cells can be reprogrammed to become pluripotent)」であって、iPS細胞の応用的側面に対してではないとのことである。門外漢にはさっぱりわからないことだが、基礎的研究が受賞の対象となっているということのようである。受賞は慶賀すべきことであるが、素人がそれほど燥(はしゃ)ぐことでもあるまい。
 http://ki.se/ki/jsp/polopoly.jsp?d=130&a=151192&l=en&newsdep=130(「カロリンスカ研究所=Karolinska Institutet」)

 明日10/10は、仏教学の泰斗(たいと)であった中村元(はじめ)博士の祥月命日である。亡くなったのは、1999年の10/10。生誕が、1912年11/28で、今年は百周年にあたるようである。博士が編集のお一人であった某出版社の『倫理』教科書のサポート役をした折、その謦咳に接することができた。また講演を拝聴したこともある。
 博士編集になる『佛教語大辞典』二巻は、わが仏教学習の拠点である。
⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家の、コスモス(秋桜)とニチニチソウ。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆