年尾忌と俳句甲子園

 高濱虚子の長男年尾の祥月命日10/26は、年尾忌とのこと。俳句についてはまったくの門外漢であるが、高濱年尾については、年尾三女の俳人高濱朋子さんへのインタビュー記事によると、
……高濱年尾は1900年、東京神田区猿楽町生まれ。父・虚子と母いとの長男。年尾は子規によって名付けられた。虚子待望の男の子であった。星野立子は実の妹。開成中学入学の頃からホトトギス発行所に寝泊り、句を作った。あまりに句作に熱中するので、虚子に禁じられたほどで、それでも、変名でホトトギスに投句した、という。中学5年のときの句に、「秋の蚊の灯火下り来し軽さかな 年尾」。……
 http://editor.bungak.com/2011/05/15.html(「高濱朋子インタビュー」)
 http://kingendaikeizu.net/geinou/johnnys.htm(「ジャニーズ事務所系図」)
 http://www.hototogisu.co.jp/kukai/annai/annai.htm#tosioi(「年尾忌句会」)
 今年の松山市での「俳句甲子園」で、東京開成高校が2連覇8度目の優勝を飾ったとのことである。
 http://www.koukouseishinbun.jp/2014/09/22150.html(「高校生新聞:東京・開成高校俳句部【俳句甲子園】連覇」)
 なるほど、正岡子規(後の開成学園=共立学校に学ぶ)、高濱年尾の俳句の系譜をみごとに継承している。俳句部については、「東京新聞」2007年8/27号に紹介記事が載っている。

 高濱年尾は、小樽高商(現小樽商科大)に進学しているが、そのこととはむろん関係なく、北海道の高校でも俳句への情熱が生まれつつあるらしい。北海道在住の俳人五十嵐秀彦氏の紹介記事がある。