対川崎フロンターレ戦を観戦


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 昨日8/24の夜は、川崎市中原区の等々力競技場で名古屋グランパス川崎フロンターレ戦を応援・見物した。どちらも前回負けているので、必死さが見られ見応え十分な試合であった。予想通りtightな展開で、前半はともに無得点、後半に動きがあった。21分川崎のMF楠木選手のシュートが左ネットを揺らし、名古屋が追う運び。30分途中出場永井のグラウンダーのクロスをケネディがヒールパス、それをMFブルザノビッチがシュートしたボールを、川崎のDF田中が手で止めたと、主審に判定され、一発退場のPKとなった。降り出した小雨で、傘に隠れて大型スクリーンを見なかったので、このあたりのことがよく飲み込めなかった。とにかくケネディのキックで1点、嬉しかった。このあとやはり途中出場の藤本のクロスを、ケネディがみごとに頭で決めて、勝ち越し。あざやかな逆転劇であった。ストイコビッチ監督の苛立ちや、歓喜のパフォーマンスがすぐ間近で観察できて楽しい夜ではあった。(当日の観客数19,754人)。
 戻ってくる審判連にスタンドのフロンターレサポーターらから「鬼!」などの罵声が飛んだ。あとでTVのスポーツニュースの映像を見ると、たしかに微妙なところであった。これで6連敗にも関わらず、試合終了後川崎フロンターレサポーターは、応援席で選手らを力強く励ましていた。立派である。こちらは、メインスタンド2列目(等々力では実質的には最前列の席)で応援したが、後ろに何人かのグラサポもいて、けっこう平穏に観戦できた。この競技場を軽視したヴェルディは、いまは見る影もないが、フロンターレは川崎の地にしっかりと根を下ろし、「優勝」という実りを待っているようだ。川崎は、ジュニーニョを生かすために、もうひとりのブラジル人選手が必要な印象があった。
 武蔵小杉駅までは、歩いてだいぶ時間がかかったが、勝利の帰路は疲れが少ないものだ。
【追記】アジア予選の日本代表に、川崎フロンターレ中村憲剛選手が選ばれたそうだ。昨晩の活躍とセンスを見れば、代表復帰は当然であると思う。
⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家のサフランモドキ。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆