マギヌンのいない名古屋は




 昨日は、埼玉スタジアムにてJリーグ名古屋グランパス浦和レッズ」戦を観戦した.夏到来を思わせる暑さのなか、埼玉高速鉄道浦和美園駅から、スタジアムまで徒歩で20分くらい.南門から入場し、502ゲート入口を通って、2FメインスタンドS席に落ち着いた.周囲はむろんレッズサポーターばかり、〈究極〉のアウェー観戦だ。当日入場者数5万5000人、浦和レッズサポの雄叫びが空に谺し、圧倒される.数で及ばぬグラサポも必死で応援するが、かき消されがち.試合は、前半13分ケネディのヘッド炸裂でリードするも、後半すぐに柏木陽介のシュートが決まり同点。浮き足立ったグランパス守備陣を翻弄するように、その7分後に、速いパス回しから途中交代の原口元気のシュートがネットを揺らした.これが決勝点で、1−2の敗戦.
 まるで昔の巨艦巨砲主義の敗北のように、ケネディの高さだけに頼った名古屋の戦術はほとんど阻まれ、いっぽう浦和の素早く連動した動きは後半最後まで衰えず、シュートミスがなければ、もっと点差は開いていただろう.MF小川佳純もヨンセンマギヌンと連携してこそ輝いていたプレーが見られず、失望.マギヌンがいない、いまの名古屋グランパスは、千葉佐那貫地谷しほり)が出ない『龍馬伝』で、面白みに欠け感動的でない.

 意気消沈しながら、浦和駅に出、県庁第2庁舎そばの南仏家庭料理の店「ドゥシェフ」に行った.夏野菜のガスパチョスープなどのプレオードブルで、生ビールを2杯.「オニオングラタンスープ」のオードブルと、「骨付き鶏もも肉のコンフィー」のメインディッシュの、ワンプレートディナーをいただいた。合流した、さいたま地方裁判所で司法修習中の次男が、指導教官の弁護士の先生から、先生の誕生日にドンペリのロゼと芋焼酎森伊蔵をご馳走していただいたとの話.「ぱなしは、なしって話です」の通り、「ご馳走されっぱなしはなし」で、しっかり厳しい修習の成果をあげるように訓示したところ、「こっちで支払う」との展開.ゴチになりっぱなしで帰宅.名古屋グランパスも、「負けっぱなしは、なし」で願いたい.
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⦅写真(解像度15%)は、東京台東区御徒町公園の桐の花。日暮里駅降りて谷中霊園に通じるところにも桐の樹がある。小川匡夫氏(全日写連)撮影.⦆