2023-01-01から1年間の記事一覧

ピエール・オーディ演出、大野和士指揮の『シモン・ボッカネグラ』(11/21 新国立劇場オペラパレス)は今年最高の観劇

ジュゼッペ・ヴェルディの作曲で、原作はスペインの劇作家アントニオ・ガルシア=グティエレス。戯曲題名は『シモン・ボカネグラ(Bocanegra)』で、c が一つ。 第2幕のロベルト・フロンターリ(シモン:バリトン)、イリーナ・ルング(アメーリア実はシモ…

『室生犀星研究』第46輯発刊(室生犀星学会)

室生犀星学会の機関誌『室生犀星研究』第46輯が発刊された。巻頭論文、森晴雄氏の「鮠(はや)の子」は「“再生の願い”と“老年の哀憐(あいれん)”」との副題が付いている。この作品は、『はるあはれ』(S37年 中央公論社)に収録されていて、高校生のころ読…

今年のボージョレ・ヌーボーは

今年のわがボージョレ・ヌーボーは、イオンネットスーパーで購入した、カーヴ・デュ・シャトー・デ・ロージュ ボージョレ・ ヴィラージュ・ヌーヴォー ノンフィルター ハーフ【赤/ミディアムボディ】 375ml。 vinica.me

沢尻エリカのブランチ・デュボアは期待大:テネシー・ウィリアムズ作『欲望という名の電車』(2024年2月 新国立劇場)

streetcarnameddesire.jp テネシー・ウィリアムズ作『欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)』の舞台は、二つほど見ている。どちらも、主人公ブランチ・デュボア役の女優が頗(すこぶ)る美形ではまっていて、脇役陣も充実し愉しかった記憶がある…

C.P.テイラー作『Good(善き人)』はハワード・デービス演出の舞台(1984年 サンシャイン劇場)を観ている

#ntlive『#善き人』#シネリーブル神戸 11/10(木)終了お見逃しなく#シネリーブル池袋 & #アップリンク京都 今週末も続映決定https://t.co/OgnOHJYnApネットでも売切れ中だったパンフ再入荷しましたこちらからhttps://t.co/qoE08iCsPh pic.twitter.com/2n9c9kj…

今年最後の観劇:ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』(11/21 新国立劇場オペラハウス)

そして『#シモン・ボッカネグラ』ゲネプロではまたもサプライズ!カーテンコールに #大野和士 芸術監督が登場すると、#東京フィル の「Happy Birthday」の演奏が✨迫真の熱演で魅了したロベルト・フロンターリの誕生日を、客席の皆様と出演者全員の大合唱でお…

大塚ひかり「嫉妬と階級の『源氏物語』」(新潮選書)を読む(1)

『源氏物語』は嫉妬に貫かれた「大河ドラマ」という「はじめに」を読むと、もうこの本の魅力がわかろうというもの。2017年から刊行された新校注岩波文庫『源氏物語』も、連れ合いの看護で中断したまま今日に至ってしまったが、来年の紫式部(吉高由里子)を…

阪神は強く、オリックスは潔く温かい

#中嶋監督 自ら #岡田監督 の元へ駆け寄りガッチリ握手し、お互いの健闘を讃え合ったこういうスポーツマンシップは素敵やね#日本シリーズ #阪神タイガース #オリックスバファローズ #阪神日本一 #ビールかけ #平田ヘッド #優勝特番pic.twitter.com/GbmW7icQD…

「森谷真理ソプラノ・リサイタルVol.2」(10/31 銀座・王子ホール)を聴く

期待に違わぬ、圧倒されるリサイタルでした。予習して臨んだのですが、どれがどれだかわからなくなりました。ただ森谷真理さまの声の変幻自在だけに魅了されます。山田武彦さんのインテルメッツォも鮮やかで、心地よかったです。 — 渡辺勉 (@bentsudanuma) 2…

11月の花火

夏日にカミナリかと思ったら花火大会な海浜幕張w pic.twitter.com/Anlzy0X09v — Gingerman (@gingermanjapan) 2023年11月3日 船橋市の拙宅まで音が聞こえてきた。

太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)来日公演『金夢島(Kanemu-Jima)』(10/25 東京芸術劇場プレイハウス)観劇

10/25(水)東京芸術劇場プレイハウスにて、フランスの太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)の来日公演『金夢島(Kanemu-Jima)』を観劇。2度目の来日公演で、1度目は2001年9月、新国立劇場・中劇場で『堤防の上の鼓手』を観ている。 simmel20.hatenablog…

わが庭の柿実る

今日は柿の日✨正岡子規が「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」を詠んだとされる日だからなんだそう。今日食べるか柔らかくなったところを狙って食べるか、今真剣に悩んでます(笑)どっちも美味しいから本気で迷う〜ちなみにこの青空に柿の写真、意外と撮るの恥…

王子ホールでは、笠松泰洋音楽監督・作曲・台本構成『エレクトラ3部作』が記憶に残る

【王子ホール31歳】1992年に開館、昨年は30周年の年を迎えた王子ホール。皆様に支えられ、本日より、31年目を歩みます。これからも、多くのお客様に愛される音楽、非日常を感じられる特別な空間、最上級のおもてなしをお届けして参ります。 pic.twitter.com/…

池内恵『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)再注目とか

気づいたらこの本がまた少しずつ売れているらしい。中東の時計の針が巻き戻されたからかな…【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書) https://t.co/DcsTML6PL7 — Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) 2023年10月25日 simmel20.hatena…

初代国立劇場では中国伝統演劇も観ている

#初代国立劇場さよなら記念グッズ ダブルポケットA4クリアファイル(全2種)①記憶に留めていただきたい劇場外観と前庭の風景②初開場歌舞伎公演『菅原伝授手習鑑』の貴重な絵番付各500円(税込)さらに、ロビー内売店「文化堂」では閉場記念誌『国立劇場の記…

レッシング作、森鷗外&トランスレーション・マターズ訳『エミリア・ガロッティ╱折薔薇』観劇

simmel20.hatenablog.com simmel20.hatenablog.com 10/21(土)すみだパークシアター倉(そう)にて、レッシング作、森鷗外&トランスレーション・マターズ訳『エミリア・ガロッティ╱折薔薇』を観劇した。この劇場は、JR錦糸町駅から徒歩15分ほどのところに…

さいたま文学館はユニーク

開催中の企画展「澁澤龍彦の文学世界」の関連図書の展示を2階文学図書室で行っています。企画展の観覧後、手に取ってお楽しみください。 pic.twitter.com/nJcrLY9da7 — さいたま文学館 (@saitama_bungaku) 2023年10月22日 simmel20.hatenablog.com

ヨン・フォッセ『だれか、来る』(河合純枝訳)を読む

今年度のノーベル文学賞を受賞した、ノルウェーの作家ヨン・フォッセの戯曲『だれか、来る』(『舞台芸術5』月曜社)を読んだ。読み始めればすぐ「ベケットか」と思うが、最後まで読むととうぜん違うところがあるのに気がつく。『ゴドーを待ちながら』では結…

御礼・ピュアアクセス10万

昨日のアクセス統計。銀河テレビで、トルコの歴史大河ドラマ『キョセム』シーズン1が放送されているときは、このドラマについて語るブログが多くないのか、連日これと主演女優のベレン・サートを取り上げた記事へのアクセスが多かったが(多い日は200近く)…

東京二期会オペラ劇場『ドン・カルロ』(10/14 東京文化会館大ホール)観劇

【総勢200名!3都市縦断『#ドン・カルロ』9/30ジャパンプレミエ】遂に #東京フィル とソリスト& #二期会合唱団 の合わせ! #ヴェルディ のスペシャリストであるレオナルド・シーニによってグランド・オペラの神髄が紐解かれていっています。 pic.twitter.co…

京都11R「秋華賞」(G1・牝馬クラシック)3連単(200円馬券で)6480円的中!

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東京11R「府中牝馬ステークス」3連複13,150円の万馬券的中!

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欧米における〈反ユダヤ主義〉の台頭

ロンドン。行方不明のイスラエルの子供の情報提供チラシを剥がして回るイスラム教女性「これはパレスチナのためよ!」と述べる https://t.co/NyIOfdLLRY — May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) 2023年10月12日 ドイツでムスリムが、「イスラムは勝利す…

ジュゼッペ・ヴェルディ作曲のオペラ2作品:『ドン・カルロ』『シモン・ボッカネグラ』

本日10月10日はオペラ王ジュゼッペ・ヴェルディの誕生日!新国立劇場では2022/2023シーズンに『ファルスタッフ』『アイーダ』『リゴレット』を上演、2023/2024シーズンは11月に『シモン・ボッカネグラ』、2024年5月に『椿姫』を上演予定です。… pic.twitter.…

盛岡競馬場12R「マイルチャンピオンシップ南部杯」3連複5540円(200円購入)的中

m.youtube.com 3=レモンポップと12=イグナイターの間に6&8を入れただけの馬券購入で、結果として3-6-12の3連複5540円的中で、200円買っていたので11080円の配当。「毎日王冠」と「京都大賞典」の借金を返済、お釣りができた。まずまずの競馬3連休であった。

ノーベル文学賞作家ヨン・フォッセ (Jon Fosse)の作品掲載『舞台芸術05』届く

ヨン・フォッセ、次の新作候補の筆頭だったのでノーベル賞とは面白いタイミング。未邦訳で良いテクストを持ち込んでくれたら、上演検討するんだけどな。 — 鹿島 将介/NO₿USUKE KASHIMA (@shikanobu) 2023年10月5日 さすが劇団・重力╱Note主宰の鹿島将介さん…

「種谷典子ソプラノリサイタル」(10/5 浦安音楽ホール)鑑賞

「しんうらやす おとマルシェVol.19 #種谷典子(ソプラノ)」終演。J:COM浦安音楽ホールの極上の響きの中、信頼する #齋藤亜都沙 さんので、東京二期会公演でも演じたスザンナ、ヴィオレッタなどのアリアの他コルンゴルトの歌曲など、種谷の美声が際立つ選曲…

相葉雅紀&貫地谷しほり共演『バーテンダー』は面白かった

テレビ朝日「バーテンダー」glass 4《相葉雅紀 出演「今日からヒットマン」10/27(金)スタート記念》#TVer #バーテンダー #相葉雅紀 #貫地谷しほりhttps://t.co/V7bTstjz5i — TVer【公式】 (@TVer_info) 2023年10月5日 simmel20.hatenablog.com simmel20.ha…

わが家も小さな「ホタテ祭り」

【ホタテ祭りレポート】御徒町で開催された東京電力「ホタテ祭り」から帰宅。会場は超満員で、ほとんどフェス状態。フェス開始から2時間ほどで、多くの物が完売。ホタテだけではなく、福島の「常磐もの」も大人気。明日と明後日に行く人のためにフェスの模…

新聞記者について:バルザックの新聞記者論(再掲)

バルザック(1799〜1850)の『ジャーナリズム性悪説』(鹿島茂訳・ちくま文庫)の最初は、「政治ジャーナリスト」としての新聞記者について論じている。「五つの変種」を分類し、「押しの強い男か、世渡り上手な男かのどちらか」である社長兼編集長兼社主兼…