演劇集団SCOT主宰鈴木忠志氏のブログで知ったことだが、今年、サンクトぺテルブルクと富山県利賀村⦅南砺(なんと)市に属す⦆を拠点に、第三国の参加も含めて国際劇場(演劇)オリンピック=シアター・オリンピックスが日露共同開催で催されるとのことである。こちらは変形性膝関節症の持病あり、利賀村までの旅は無理であろうが、この企画の実現を寿ぎたい。演出家の鈴木忠志氏は、ブログで「演劇の力」と題して述べている。同感である。
ロシア開催の中心地は人口530万人のサンクトペテルブルク市、利賀村は人口5万人の南砺市に属するとはいえ、500人弱しか居住者のいない山村、この二つの場所が中心になり、<人間とは何か、我々はこれからどんな未来に向かって生きるのか、そのために何が必要とされるのか>の認識を世界に共同で発信する。不思議といえば不思議な出会いだが、こんなことが実現するのも民族や国家の違いを乗り越えて、精神的な連帯をもって活動することを前提とする、演劇がそなえる力の証しである。
プーチン大統領が安倍首相との共同記者会見で、このことを瞬時であれ 紹介していることに小さな感動を覚えるのである。
演劇もいいが、サッカーもいいね。
終了間際の乱闘は腹立ったけど、さっきエレベーターでイランの選手と一緒になり、昨日はごめんねって謝ってきた。
— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) January 29, 2019
自分も挑発したから謝った。
熱くなってたものがすっと消えた。
ピッチ上は国を背負いプライドがぶつかり合う。
ピッチ外では同じ人間で仲間だ。
スポーツの素晴らしさを感じた瞬間。