同志社香里高校ダンス部は高校部活の理想

 同志社香里高校 ダンス部 NDF 2018 寝屋川ダンスフェスティバル - YouTube
 9/24((月)放送のNHKBS1スペシャル 「勝敗を越えた夏〜ドキュメント日本高校ダンス部選手権〜」は、前編・後編通して全部視聴したわけではないが、高校生のダンスの素晴らしさ、レベルの高さに驚嘆した。最終的には、同志社香里高校が連覇したとのこと、宜なるかな、2分30秒の時間、緊張感を一瞬たりとも失わない発表だったかと思う。昨年の優勝について、ネットで「手業だけ」との辛口批評があったそうだが、部員たちはめげずに腕と手の美しい動きを躍動させていた。放送では、ダンス部に顧問はいても、専任のコーチは存在しないとのこと。卒業生らが的確にアドバイスをし、討論しながら創作してまとめていく。私立なので、中学からの経験者がそのまま参加していることはたしかに強みであろう。
 いったいに演劇でも、いま盛んなフィジカル・シアターは無論のこと、台詞主体の舞台でも、腕と手の動きはその扱いが重要ではないか。昔鑑賞した、アルビン・エイリー舞踊団の来日公演を思い浮かべた。1980年6月18日(水)東京文化会館での公演、プログラムは、「オーティス組曲」、「ファセット」、「マセケラの祈り」、「リベレーションズ」。「リベレーションズ」がメイン。宇宙に届けようとする腕と手の躍動的な動きが感動的であった。