昨日は英国女優デボラ・カー(Deborah Kerr)の命日(2007年10/16逝去)

 フレッド・ジンネマン監督『地上(ここ)より永遠に』1953年
 デボラ・カーは、ミルトン・ワード軍曹(バート・ランカスター)と不倫の恋に陥ちる、ホームズ大尉(フィリップ・オパー)の妻カレンを演じた。ワード軍曹が庇った青年兵士ブルー(モンゴメリー・クリフト)が恋したクラブの女ロリーン(ドナ・リード)の4人が中心の軍隊ドラマ。感動した映画。

        ジョン・ヒューストン監督『イグアナの夜』1964年
 テネシー・ウィリアムズ原作の映画化。メキシコの各地を観光で回る旅行者一行の間に起きた、男と女の物語。肢体が眩しい少女、スー・リオン演じるシャーロットに掻き回されながら、スキャンダルで教会を追われた元牧師の旅行案内人シャノン(リチャード・バートン)と旅する画家ハンナ(デボラ・カー)、それにシャノンの知人が経営していた田舎の宿の女主人マキシン(エバ・ガードナー)が絡んで、テネシー・ウィリアムズ風味つけの人間の欲望と哀しみの物語が展開する。

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