健康診査の基準値


 8/18(月)に近くの医院で受診した市の健康診査の結果を8/27(水)に同医院で受け取った。医師のかんたんなアドバイスもあった。肝臓関係のAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTはいずれも基準範囲。毎週日曜日(ときに水曜日も)はワイン呑まない日としているからだろう。総コレステロール値は236で基準範囲オーバーだが、LDL値=140、HDL値=80で、L/Hが1.75(2.0未満)なのでどうということもないだろう。中性脂肪値も91で基準範囲内(30~150未満まで)。尿酸値=5.4、尿素窒素=18.2で基準範囲内なのだが、クレアチニン値=1.09で基準範囲(1.04まで)をオーバー、尿糖陰性、尿蛋白±と微妙な結果。年齢を加えてGFR(eGFR)値を計算するので、この数値でも何のことはないステージ3のCKD(慢性腎臓病)ということになる。担当医師によれば、経過観察の段階で、日常血圧管理と塩分摂取量のコントロールに注意すべしとのこと。幸い9/1(月)朝の家庭血圧は、上119下71であった。
 HbA1c(NGSP)値が5.4で安定(基準範囲4.6~6.2%)しているのに、空腹時血糖値が昨年の119に続き今年も120(基準109まで)で、境界域(126未満まで)の数値である。医師によれば、総カロリー数を意識した食生活を維持し、体重コントロールを心がけるようにとのこと。朝のトースト食パンを1枚から半枚に減らそう。その他、白血球数・赤血球数・ヘマトクリット値・血小板数などはいずれも基準範囲内。
 http://www.dm-net.co.jp/calendar/2011/011719.php(『糖尿病の早期発見は「HbA1c」と「空腹時血糖」で』)
 http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/press_08112120081126173519.pdf(「塩分摂取とCKDの進展:東大医学部付属病院」)
 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=76899&from=os4(「前立腺がんとメタボの関係:yomiDr.」)

 http://j-ckdi.jp/ckd/care.html(「CKDについて:日本慢性腎臓病対策協議会」)
 http://www.dm-net.co.jp/calendar/2013/020683.php(「日本人は糖尿病を発症しやすい:糖尿病ネットワーク」)

(今回読み応え十分・見応え不十分の)『週刊ポスト・9/12号』(小学館)で、人間ドック学会が今年の4/4に発表した新「健康基準値」をめぐって記事を載せている。この新「健康基準値」の正当性を支持する論調である。2004年に全国約70万人の健康結果から、この基準と近い、男女別・年齢別の「健康基準値」を発表している大櫛陽一東海大学名誉教授の見解を紹介している。かつて『間違いだらけの診断基準』(太田出版)ですでに知っている指摘である。今回も参考になった。『週刊ポスト』記事の結びのところは納得できる。
……大櫛教授は、今回の論争をきっかけに、患者自らが自身の健康診断について考える必要があるという。
「飲む必要のない危ない薬を飲まされないためにも、健康基準に関するさまざまな研究データを参考にしていただき、医師の言葉だけではなく、自分の頭で考えて判断することをおすすめします」……(同誌p.126)