向井理と丸山公明教授(PT2)

 昨日五月尽、朝はTBSテレビ「はなまるマーケット」出演の俳優向井理を見て、夜は、新宿の居酒屋でその指導教官であった、明治大学生体制御学研究室の丸山公明教授と杯を交わした。
 高校橙組のI君がこの一月に逝去し、震災などもあり、遅れての月命日の追悼会であった。同級の多くの者らが参加し、黙とうで始まり、地酒の利き酒と、ワインのソムリエの両方の資格をもち、生前だれもが酒について学ぶこと少なくなかった故人の人柄を偲んだ。また、子息も同じ高校の卒業で、今回の初代橙組招待の運動会参加をだれよりも待望していた、故人の無念の念いと哀しみを思った。
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20110509/1304930080(橙組とは?)
 お開きのあと、伊勢丹脇のカフェバー「J-club」に席を代えて2次会の運び。ここは、巨人時代の松井秀喜選手が通ったという、野球通では知る人ぞ知る(?)店で、奥大テーブルの週替りのみごとな生け花も魅力である。かつて伊勢丹で責任ある立場であった、A君の特別のはからいによるもの。

 http://a-shinjuku.com/shops/9613 (「J-club」)
 12名が残って入店。そのなかに、海洋工学・原子炉構造工学の湯原哲夫東京大学特任教授と、動物遺伝学の丸山公明明治大学教授の、二人の世界レベルの学者も加わっていて、そこそこの〈知的レベル〉で談論風発、なかなか愉快な一夜を過ごせた。
 丸山教授、「アメリ連邦政府高官としてこれまで研究の実績はあげているから、明治大学では、自分の研究を続けながらも、次代の研究者を養成する教育に力を入れたいと、思っています。向井君には、ここで自分は生きるんだ、といえる人生の場を見つけなさい、とアドバイスしていた。いま俳優という場所を探し当てたということだ。研究者として残ってほしかったという思いもある」と、酔いの勢いで一気に語ってくれた。この夏は、母校の高校で、講演会が企画されているそうである。聴講の保護者は、向井理さんのエピソードなども聴けるのだろうか。
(右端が、丸山公明教授:左端は、こちら)


⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家の、花弁が閉じたオキザリス・レグネリー。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆