高麗屋(八代目松本幸四郎)の「車引」「寺子屋」は観ている

 http://www.asahi.com/articles/ASKDT54MNKDTUCVL020.html
『菅原伝授手習鑑』の「車引」(序幕)、「寺子屋」(4幕目)は、昔(1966年12月)国立劇場の通し狂言第二部公演で観ている。国立劇場は、歌舞伎座公演と違って、通し狂言の公演が基本であった。少年時代に、父のお伴で西部劇映画を浅草の二つのロードショー映画館で、母のお伴で芝居見物に歌舞伎座国立劇場によく通ったものである。
 八代目松本幸四郎は舎人・松王丸を演じていた。こちらの贔屓は、このとき左大臣藤原時平役の八代目坂東三津五郎であった。ふぐ毒で亡くなったときは驚いた。1962年1月、歌舞伎座で「石切梶原(梶原平三誉石切)」を観劇して、その舞台で六郎大夫娘梢を演じた、四代目中村時蔵がたしかその夜自殺したとの報以来の衝撃であった。
 なお歌舞伎研究の古井戸秀夫東京大学特任教授も浅草育ちで、高校の後輩(同じ橙組)にあたるらしい。こちらは現在はチケット代も高そうだし、歌舞伎見物はしていない。







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