書評について

文芸時評」の(業界維持のための)大袈裟な賞賛は論外として、本の批評というと何か欠陥をあげつらうことと思うのは、勘違いといえよう.認めなければ論じなければよいのである.ただ明らかな言葉の誤用および事実認識の間違いは正すべきで、それのみで済む場合もあろう.「アマゾンレビュー」の場でいまのところ3冊のレビューを書いているが、むろん読むに値する書物と評価したからにほかならない.レビューはいたずらに長く、論者の権威もゼロである。それでも参考になれば嬉しいことである.

⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家のムクゲ木槿)の花と花芽。小川匡夫氏(全日写連)撮影.⦆