インドの時代が来る

 プレ・ボケ老人のこちらとしては、インドといえば、サーベルを持ったプロレスラー、タイガー・ジェット・シンが思い浮かぶ。強くて技も多彩で、且つ何か深みを感じさせた。
 映画では、わが鑑賞履歴中ベスト10に選びたい、サタジット・レイ監督の〈オプー3部作〉『大地のうた』『大河のうた』『大樹のうた』。昔神保町・岩波ホールにてこの3作品同時上映を一日で観た。途中外に出てサンドイッチなどを買ったことを覚えている。

 演劇では、1988年銀座セゾン劇場で観劇した、ピーター・ブルック演出の『マハーバーラタ』。幕間途中休憩がなく難儀したことを覚えている。

 さらに2016年11/26(木)新国立劇場中劇場にて、その後日譚にあたる物語、ピーター・ブルック演出の『BATTLEFIELDバトルフィールド)』を観ている。

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 ダンスの舞台では、シャクティの舞踊公演2回、『カーマスートラ( KAMA SUTRA)』(1992年9月)『赤と黒のエロス』(1993年9月)いずれもメルクパルホール(東京郵便貯金ホール芝公園)にて観ている。引き込まれ、衝撃的な舞台であった。シャクティShakti)は、インド人の父(京都外大教授)と日本人の母(ヴァサンタマラ:インド舞踊家)との間に生まれた女性。コロンビア大学・大学院でインド哲学を専攻し、インドでインド舞踊を学んでいるダンサー。海外で高く評価され、舞台では裸も厭わず「愛と死と破壊のエロス」の探求を一貫して表現のテーマとしているようだ。

www.shakti.jp

 音楽では、ジョン・コルトレーンの即興演奏に影響を与えたといわれる、ラヴィ・シャンカールシタール演奏を、厚生年金会館ホールにて聴いたことがある。

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simmel20.hatenablog.com▼休憩後、ツェムリンスキー作曲『抒情交響曲  作品18』。ソプラノ森谷真理&バリトン大西宇宙が交代でドイツ語訳のタゴールの詩を歌った。今度は字幕をしっかりと見ながらの鑑賞。ことばと音との深いところでの交錯、すばらしかった。▼

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 愛知万博、インド館で購入したフクロウの置物とコサージュ