ヤモリ(岩倉具視)の末裔と渉外弁護士

 8月末のまるで梅雨時のような雨続きが一段落した日、庭の隅に放置してあったバケツの水を(ボウフラが湧くとまずいので)手桶で庭に撒いていると、一瞬手桶の中にトカゲのような黒っぽい生き物が目に映ったが、すでに撒く動作に入っていたのでそのまま止まることはなかった。水中に棲息していたということだから両生類のイモリだったに違いない。飛ばしたところは、雑草多く確かめようがなかった。

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 さて9/18(土)百日紅の花が道路側にたくさん散っていて積雪の感じだったので、竹箒と小さな箒、チリトリを抱えて玄関前に降りた。作業をしていると、麦藁帽の中に妙な違和感があった。麦藁帽をとって頭を払ったところ、子供のヤモリが道路に落下、少し戸惑ってから大慌てて塀に沿って移動、しばらくしてどこかに消えてしまった。玄関に置いてある作業用の麦藁帽の中に潜んで暮らしていたらしい。ヤモリには驚かされることが多い。

news.yahoo.co.jp ヤモリ=岩倉具視は、NHK大河ドラマ『青天を衝け』では、山内圭哉が演じているが、明治の世になってからまだ登場していない。この岩倉具視の玄孫に歌手・俳優の加山雄三がいることは周知のこととして、昆孫(6代目の孫)に岩倉正和弁護士がいる。岩倉正和弁護士は、かつて第一東京弁護士会から懲戒処分を受けたこともあるが、日本を代表する渉外弁護士の一人として有名である。

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 ところで9/7に発表された司法試験合格者数は1421名で、法科大学院の修了生の受験が始まった20006年以来最少だったとのこと。この件について、久保利英明弁護士が憂慮の念を寄せている。

www.yomiuri.co.jp 中国では毎年2万人の新規法曹者を生み出し、韓国でも1600名の合格者を出しているとのことである。

……大企業に限らず、多くの中小・零細企業が国際取引に関与する機会も増えているが、大手の渉外事務所以外で国際案件を取り扱える弁護士は、ほとんどいない。また、日本は、コロナワクチンの入手で他の先進国に後れをとり、約束したはずのワクチンの入手が遅れたりしていたが、こうした点も、国際法務に精通し、行政組織の中で政策立案や交渉に携わる弁護士が圧倒的に不足していることが影響しているのではないか。……