アップリンクのオンライン映画館で、巨匠セルゲイ・パラジャーノフ監督の名作4本の独占配信を、3月1日より開始
— 螺旋 (@sakura_shion) 2020年3月3日
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セルゲイ・パラジャーノフ監督逝去(1990年7/20没)の翌年4月に、東京六本木のシネ・ヴィヴァン(CINE VIVAN)で『パラジャーノフ祭』が企画され、『ざくろの色』『アシク・ケリブ』『スラム砦の伝説』の3作品が上映されている。『スラム砦の伝説』の映像的記憶が残ってないので、その内の2作品を観たかと思う。蓮實重彦氏が、上映プログラム『CINE VIVAN』44号で、グルジア(現ジョージア)出身のアルメニア人監督、セルゲイ・パラジャーノフは〈大正〉の人=鈴木清順監督と同時代を生きた監督で、「妙に自尊心が強く、権威など無視して自分勝手なことをしまくりながら、決してそれを鼻にかけたりしない」姿勢の共通性を指摘し、「世の中の動きを敏感に自分の中に取り入れながらも、それからは超然としている」特徴も同じであるとしている。なるほど、『ツィゴイネルワイゼン』と同じ映像鑑賞体験をするだろう。因みにパラジャーノフの命日は、わが誕生日にあたるのである。