ドイツ社会民主党(SPD)の退潮

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  オーストリア社会民主党とともに、ドイツ社会民主党の退潮が止まらないらしい。ここでの長谷川良氏の論評に注目すべきである。

 

 ドイツ社会民主党SPD)から、カール・リープクネヒトらとともに離脱して「スパルタクス団」を結成、後に組織された「労働者・兵士協議会(レーテ)」と一緒にドイツ革命を闘い、SPD政府の放った革命義勇軍(フライコール)の弾圧によって倒れた、ローザ・ルクセンブルクの命日が1/16、昨日で、今年は101年目(1919年惨殺)にあたる。20世紀の社会主義は青春の夢のようであった。あくまでも順応と妥協を拒んで突っ走ったローザは、「小鳥の囀りに耳をかたむけ、小さな花や小動物にやさしい眼差しを向けている」女性ではありながら、青春の夢とともに散ってしまったのであった。マルガレーテ・フォン・トロッタ脚本・監督の映画『ローザ・ルクセンブルク』が、その人生を美しく描いている。かつてブログに記載している一部を再掲したい。 

▼監督のマルガレーテ・フォン・トロッタ(Margarethe von Trotta)の作品では、過去に『ローザ・ルクセンブルク』を観ている。最後の処刑される場面は印象的で脳裏に焼き付いている。
……軍人、ローザを引きずりオープンカーに乗せ、走り出す。/軍人が走って来て車に飛び乗り、ローザの顔に銃を向ける。/ローザ:(かすかな声で)やめて!/暗闇の街に銃声がとどろく。/(ラントヴェーア運河)運河の側に車が停められ、ローザが運河に投げ込まれる。/一瞬水しぶきが上がるが、やがて何事もなかったかのように静かな水面となり、闇の中、わずかに光を映している。……(『ローザ・ルクセンブルク』映画パンフレットp.30)

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