「柳家小三治一門会」を聴いた

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 6/28(金)習志野文化ホールにて午後7:00開演の「柳家小三治一門会」を聴いた。番組は下記の通り。

1)前座:柳家小ごと 道具屋 2)柳家三三 真田小僧 

     (仲入り)

3)柳家そのじ 寄席囃子   4)柳家小三治 粗忽長屋

 チケット入手が今回は遅かったため、21列という相当後ろの方の席(最後尾29列)。1475人収容の満席の会場で、老人性難聴のこちらとしては心配していた通り、高座の声がほとんど聴きとれなかった。柳家三三の「真田小僧」だけは、声が大きく、だいたい聞こえて楽しめた。せっかくの小三治師匠の「粗忽長屋」は、「まくら」含めて聴きとれず無念。いよいよ補聴器が必要と痛感するが、なかなかピッタリのものはないらしい。そもそもこんな広い会場での落語会の催しじたいに無理はあろう。独演会に多く使用される銀座ブロッサム中央会館でも、収容人数は1F・2F併せても900人であるから、習志野文化ホールは、落語会の会場としては広すぎるといえよう。もっとも、わが後ろの座席からもあちこちで大きな笑い声が起きていたから、問題はあくまでも個人的なものではあろう。

 立川志らくが「談志落語の最高傑作」と評価している立川談志の「粗忽長屋」は、かつてテレビで聴いているので、ぜひ柳家小三治の「粗忽長屋」を聴きたかったものである。とにかく芝居でも、難聴というハンデがあるので、今後チケット入手には〈闘争心〉をもって臨みたい。