同窓大数加蕃信氏の急逝を悼む

 高校の同窓大数加(おおすか)蕃信氏が、6/4(火)に心臓発作で亡くなったと知らされた。2016年の11/20(日)葉山修平お別れ会で会ったのが最後となった。

simmel20.hatenablog.com

 葉山修平の長篇小説『芭蕉ものがたり』(龍書房)の題名をラベルにした銘酒を数十本もパーティー会場に用意してくれていて、彼が途中会場を後にする際、こちらに「土産に持っていけよ」と2本袋に入れて渡してくれた。じつに男気のある人物で、会う機会は少なかったが、同じ船橋在住ということで励ましてもらうばかりであった。大型不動産の管理運営を主要業務とする会社設立・経営から開始し、東南アジアからの食品輸入会社を立ち上げ、九州熊本での学生寮の管理受託の会社設立などを経て、M&Aも成功させ多種業務を統合したレックスグループの代表に至っていた。太平洋のバヌアツ観光に力を入れていて、現地「サウスパシフィックツアーズ・ビラ」&「ザ・メラネシアンホテル」の運営に携わってきた。いまはご長男(わが長男と同じ近隣のI学園出身)が継承しているようである。日本バヌアツ親善協会の責任者としても、民間レベルでの日本とバヌアツ共和国との交流に尽力している。

gogovanuatu.com

Home - The Melanesian Hotel Port-Vila

協会趣旨 – 日本バヌアツ親善協会

ameblo.jp

 昔、大数加蕃信さんがオーナーとなっていた船橋市ではハイクラスのナイトクラブに2度ほど入店したことがあったが、むろん支払い能力のない同窓の客からお代を取ることはなかった。美形の若いホステスが坐ったとき、「こいつは小説を書いているヤツなんだよ、俺はそっち方面のは読んでないけど、才能あるらしいよ」と言って、大数加蕃信さんが笑いながら持ち上げてくれたことも、懐かしく思い出す。残念ながら、彼の全仕事に拮抗し得る作品活動をついに実現できなかったのだが。感謝を込めてご冥福を祈りたい。