仏花を贈られる


 午後2時の予約で歯科医院に行こうとしたところ、近所でご自宅リフォーム建築中の高橋夫妻が玄関前に居られた。「お亡くなりになったとたまたま聞きまして。仏壇のお供えに……」と奥様。仏花を頂いた。じつはまだ仏壇は設置していないので、ご焼香には上がってもらえない事情あり、「いま歯医者に予約で出るところでして」と。「そうですか。お力落とさずに」「ご丁寧にありがとうございます」。
 旦那は、高橋甲子男画伯の従兄弟にあたる方。タイミング的にいい時に訪れてくれたと、内心ほっとした。歯の治療は本日で最後、やれやれ。