(表紙:高橋甲子男)
文藝同人誌『風の道』第13号が発刊された。小説をざっと眺めた印象では、テレビとかネットとか、あるいは映画とか、現代のどんな情報空間に接して生きているのかが不明である登場人物ばかり出てくる。いつの時代の小説かわからなくなり、したがって人物のリアリティと批評性が決定的に欠けてしまう。過去に遡っての物語を書く場合でも、このいまとのある緊張関係が求められよう、どうであろうか?
高橋甲子男画伯の表紙装画は、面白い。
(表紙:高橋甲子男)
文藝同人誌『風の道』第13号が発刊された。小説をざっと眺めた印象では、テレビとかネットとか、あるいは映画とか、現代のどんな情報空間に接して生きているのかが不明である登場人物ばかり出てくる。いつの時代の小説かわからなくなり、したがって人物のリアリティと批評性が決定的に欠けてしまう。過去に遡っての物語を書く場合でも、このいまとのある緊張関係が求められよう、どうであろうか?
高橋甲子男画伯の表紙装画は、面白い。