宝塚歌劇団の誕生

 #95 宝塚 ~ナゼ 宝塚は“娯楽の殿堂”になった?~ | タモリのブラブラ足跡マップ | ブラタモリ - NHK





 1/13(土)のNHKブラタモリ#95:宝塚〜ナゼ 宝塚は“娯楽の殿堂”になった?〜』は、関心があって観た。地政学上、大阪・京都に近く、主要な街道のターミナル的なところに位置し、そもそも寺内町として生まれた街が、豊かな水資源を利用した酒造りを進めながら宿場町として発展してきた。近代になって、鉄道も敷設され、多くの藝者を擁した温泉地となった。自然環境としては、氾濫を繰り返す武庫川が流れていて、自然堤防が築かれていた。この武庫川の左岸の温泉地は男性客の行楽地であったので、右岸の自然堤防を利用して、小林一三は、家族が楽しめる娯楽施設の建設を企てた。わが国初めての室内プールは、水温が低く、そこでステージを設けて少女歌劇団のショーを創成、ここに宝塚歌劇団が誕生したわけである。いまスターとファンが出会う「はなの道」は、自然堤防の松並木の道であったのである。探索人タモリの語りの妙もあって、面白かった。

 宝塚誕生のドラマを物語化し、宝塚史上の大スター「春日野八千代」を登場させた芝居が、唐十郎原作の『少女仮面』である。先行の、鈴木忠志佐藤信の演出の舞台は観ていない。1982年7月、東京渋谷のPARCO SPACE PART3にて、小林勝也演出、渡辺えり子森下愛子不破万作、大門伍朗ほか出演の舞台を観ている。若き渡辺えり子(現渡辺えり)も引き締まった裸身を晒し、迫力のある舞台であった。



 私は幸福を見つけた 春日野八千代 - YouTube