クルド人について

 なぜ埼玉県南部にクルド人が集まるのか?:日経ビジネス電子版
 埼玉県蕨市は、JR利用で通過することはあっても、蕨駅に下車し街を歩いたことはない。したがって記憶する限りでは、クルド人と直に接した経験は一度もないのである。現下の中東情勢を知るためにも、クルド人についてのいささかの知識が必要であろう。
 1998年3月、東京六本木のストライプハウス美術館(現在は、ストライプハウスギャラリー)にて、Peace Winds Japan主催の「クルド15人画家展」を鑑賞したことがある。15人を代表して、イスマイル・ハヤット(Ismael Khayat)さんがパンフレット表紙裏のメッセージで述べている。
……この絵画展が、クルド芸術のスタイル、ジャンル、そして水準を日本の皆様に紹介し、さらなるクルド芸術の発表の場や展覧会を生み出すきっかけになれば幸いです。それに加え、クルド人アイデンティティーを理解していただくための扉がより大きく開かれることを願っています。……
 http://striped-house.com/(「ストライプハウスギャラリー」)



 ジャズ・ピアニストの山下洋輔さんに「クルディッシュ・ダンス」という曲があり、クルドの音楽にヒントを得ているとのこと。
 Kazumi Watanabe Yosuke Yamashita - Kurdish Dance - YouTube

 (1998年3月「クルド15人画家展」パンフレット)

 クルド人の今日に至った歴史については、池内恵(さとし)東京大学准教授の『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)が参考になる。
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20160701/1467363782⦅池内恵『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)を読む:2016年7/1 」⦆
 クルド独立の夢はまたも遠のいた - 池内恵
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